2024年冬ドラマ

しろくま|2024年4月4日

今年1月ドラマでひと際異彩を放っていたものがありました。
宮藤官九郎脚本の「不適切にもほどがある」です。
題名は何かしでかした大人が批判されるときに、つまり叱られる時の言葉です。

タイムスリップ、タイムトラベラーものはいろいろありますが、
クドカンですから一筋縄ではいかない展開です。

舞台になっているのは1986年と2024年。ドラマで描かれる28年前を見て、
えー、こんなだったけとか、そうそうこうだったとか、口に出てきます。
携帯はまだなくて、公衆電話か家の電話が連絡方法。駅で待ち合わせると待ちぼうけもあり、
伝言板にメッセージを書いて帰るなど、今とは時間の流れ方が違いました。

主人公は中学教師で野球部監督。
演じるのはクドカン作品にはなくてはならない阿部サダヲ。
そして、お決まりのキョンキョン登場。いきなり始まるミュージカルなど、目が離せませんでした。

2024年の私たちが手にしたもの、失ったものに気づかされる。
表面はおちゃらけに見えるクドカンドラマですが、ぐっとくる深さもあります。
もう一回見直してみよう。

writer ライター

しろくま

しろくま

熊代浩子
和歌山県出身
関心のあること:日本の森、映画、書道、フィンランド、フランス、健康
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しろくま
熊代浩子
和歌山県出身
関心のあること:日本の森、映画、書道、フィンランド、フランス、健康
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