立夏 蛙始めて鳴く

暮らしの歳時記 七十二候

七十二候とは、古代の中国で考案された季節を表す方式のひとつ。二十四節気を、さらに3つにわけた期間のことで、気象の動きや動植物の変化を知らせる言葉になっています。
こちらのシリーズでは、古来から四季と共に生きてきた先人たちの知識を学びつつ、季節それぞれの変化に心を寄せていきたいと思います。

新暦ではおよそ5月5日から5月9日頃の時期になります。
山里の野や田んぼの風景の中で、蛙の鳴き声が聞こえるようになります。
蛙の声は日本の夏夜の風物詩。のどかな夏らしい情景のひとつです。
この時期の旬の行事は、「端午の節句」です。もともと中国の風習が日本にやってきてそのまま
日本にも定着したものですが、中国では健康を願って「菖蒲酒」を飲んでいたそうですが、
日本では、菖蒲の葉は香りが立ち茎が保湿効果や血行促進になることから湯舟に入れ
「菖蒲湯」にして健康を願ってきました。また、新芽が出るまで葉が落ちない「柏の葉」は
家系が絶えない縁起物とされていて、その葉を使った柏餅の由来とも言われています。