真鶴で石選び

Granscape 大石剛正|2023年4月19日

先日、とあるプロジェクトに用いる石を選びに真鶴に行きました。

真鶴といえば殆どの人は海をイメージすると思いますが、実は日本最古の石材のメッカ!
数十万年前に箱根火山の噴火により形成された真鶴の石(小松石)は赤褐色の皮に包まれ、
落ち着いた雰囲気の建築物や植栽と相性が良く、
またその耐久性能の高さから墓石や記念碑にも用いられているとのこと。
何と昔源頼朝の墓にも用いられているとか!!
これをマンションの前庭に用いる計画です。
なんともシックでゴージャス。

石切場というよりは掘り起こすといったほうが正しいかもしれません。
周りは石の山。これ全部で幾らだろうと質問したら、殆どは使えないものばかりだそうです。

最初は圧倒されて選ぶことが難しいかったものの、そこはデザイナー。
少し経つと石の表情がわかるようになり、いくつか選び終えました。

皆同じようで、良く見ると表情が全く違う。
これはベンチにいいかもとか、庭の靴脱に最高かもとか、もう妄想が暴走です(笑)。

ああでもない、こうでもない、二時間ほどいろんな意見を交わし、ようやく材料検査を終えました。
5月には上野の道ゆく人たちの目を楽しませることでしょう。

皆様お疲れさまでした!

writer ライター

Granscape 大石剛正

Granscape 大石剛正

佐賀県生まれ
1級造園施工管理技師、グランスケープ(有)代表
大学で環境科学を学び、文部技官として地質・地震学の研究を経て、再び大学院にて陸水学を修める。その後環境アセスメント調査会社で屋久島をはじめ日本全国をフィールドワークで廻る。
ランドスケープの世界に入り、それまでの経験を生かし自然さを大切にした
数々の庭園デザインと施工を行う。

Granscape ホームページ
http://www.granscape.com/
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Granscape 大石剛正
佐賀県生まれ
1級造園施工管理技師、グランスケープ(有)代表
大学で環境科学を学び、文部技官として地質・地震学の研究を経て、再び大学院にて陸水学を修める。その後環境アセスメント調査会社で屋久島をはじめ日本全国をフィールドワークで廻る。
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