黄蘗色(きはだいろ)

kinako|2022年12月21日

12月の一週目。
久しぶりに仕事に追われる日が続いていたのですが
この週はまるまるオフになり、ダラダラな気分。
電池が切れたおもちゃ状態になりました。

しかし、こんな事ではいけない!
せっかくだから、見損なっていた紅葉ぐらい見たい!と
色々と調べていたら
家の近くの公園にイチョウの大木があり、
どうやらまだ見ごろを維持しているらしい。

歩いて30分程度。
自転車なら10分くらいなのでしょう。
脳裏に自転車!という選択肢が生まれましたが
せっかくなので歩く事に。

少し早起きをして6時半に家を出て7時過ぎに公園へ到着。
ほとんどの樹木は落葉が進み
紅葉している木はほとんどありません。
しかし、公園の一番奥の方を観ると、鮮やかな黄金色のエリアが・・・

ありました!銀杏の大木です。
しかも、まだ葉が落ちてない。

朝日に輝く美しい黄色、いやいや、ここは日本の伝統色で表現しなくては。
伝統の色で表現するならば、黄蘗色=きはだいろが銀杏の色だそうです。

ネットで調べたところ、
黄蘗は日本の山地に自生するミカン科の落葉高木で、
その樹皮の内側は鮮やかな黄色だそうです。
樹皮から溶け出す染料で染めた紙や布には強い防虫効果・殺菌効果があるとか。

幹と枝葉の間から朝日がまぶしく届き、
美しい黄蘗色に包まれる至福の時間。
黄色はエネルギーを感じる色。すっかり電池切れも回復して
元気を取り戻すことが出来ました。

今年もあとわずかになりました。
皆様、良いお年をお迎えください。

writer ライター

kinako

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上品倶楽部の手仕事や食に関するページを
お手伝いしています。
昔から、料理好きな母を見て育ったせいか
食べることには時間や手間を惜しみたくない。
それは料理だけでなく、空間や道具も大事。
それらのことを色々と物色するのが好きな中年女子です。
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