色の変化

早坂 誠|2022年8月1日

世界に約2800種あるされている水草。
あらためて、水草とは?
「一度陸上に進出した植物が再び水中に進出したもの」と定義されている。
つまり一度も陸上に上がっていないワカメやヒジキなどは海草(藻類)の仲間になります。
その中で、観賞魚販売店などで一般的にみられる水草は150種~250種というところ。
これは日本に自生している水草の種類約250種とほぼ同じ数。
多種多様な水草が販売され始めたのは、ここ20年ほど前の話。
それ以前の金魚屋、熱帯魚屋での水草と言えばハイグロフィラポリスペルマ 
エキノドルスアマゾニクス(エキノドルスグリセバキ)
アヌビアスバルテリーvarナナが有名どころ。

少し水草に強い店では ロタラロトンジフォリア ルドウィジアレペンス 
バコパモンニエリ などに混ざって レッドグラスや
ポピオポゴン など本来水中では枯れてしまう植物も水草として販売されていた。
その中で昔から知られている水草の一つ「バコパカロリニアナ」
一般の名前は「ウォーターバコパ」
南米~中米(北米との記載書籍も有) メキシコ原産の水草。
卵型の葉をつけて直立に成長する姿は数本植えることで、草体の魅力を味わえる。
そして、この水草の最大の特徴は、水中の栄養分はもちろん、
時間の経過で葉色に変化がみられること。
照明がついた直後は赤味のある葉色が時間の経過で緑色が強くなっていく。
一日でこれだけの変化がみられる植物、しかも毎日のようにである。
びっくりな水草だ。
もともと、沈水葉(水中に適用した葉)の葉色が緑色とは言い難く、茶色~薄赤色の控えめな葉のため、
鮮やかさには物足りないが、他の水草にない色合いは、古くから多用される水草の一つ。
知れば知るほど面白い世界なのは間違え無し。

writer ライター

早坂 誠

早坂 誠

「水辺の動植物」の販売・管理・展示を行う
有限会社エイチツー 代表
ビオトープ計画・施工管理士
愛玩動物飼養管理士
観賞魚飼育管理士
著書「水草水槽のススメ」
関心事:音楽と生きもの。自家製梅干し。サンマの塩焼き。
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早坂 誠
「水辺の動植物」の販売・管理・展示を行う
有限会社エイチツー 代表
ビオトープ計画・施工管理士
愛玩動物飼養管理士
観賞魚飼育管理士
著書「水草水槽のススメ」
関心事:音楽と生きもの。自家製梅干し。サンマの塩焼き。
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