水草の成長と色合い

早坂 誠|2020年9月14日


水槽の中において順調に伸長する水草は驚くほどのスピードで水面にたなびく。
成長が早いからといって、照明や栄養素の添加レベルを下げることは
避けるべきであり、試すとしたら、水温を下げる調整を行うべきである。
ただし夏場はそれでなくとも水温が上昇するため、クーラーでのコントロールを行うので、
電気代を考えながら実施をすることとなる。

そして、家庭では喧嘩の原因になることを時折聞くこともある。
それは水草に限らず、生物を飼育すること
に対しての唯一といってよいほどの問題点かもしれな。
自然界においては夏場と冬場の成長の違いは場所で大きく異なる。
湧水の中でたなびく水草は一年を通して温度差が比較的少なく、
成長度合いにも極端な差が見られないところもあり、
そこで大きく影響を受けるのは温度のほかに日照時間と光量と想像できる。
結果として湧水では季節や周りの環境に対して・・・
例えばオーバーハングした木々の影響での光の当たり具合での成長度合に反映されてくる。
対して湖沼にある水草は季節の影響を受けやすい場所が多い。そこに生息している水
草たちは進化の過程で、宿根で冬を過ごす場合や、葉の先端が越冬芽となって、
寒い冬を乗り切るなどの方法で繁栄してきたものもある。
自然で耐え忍ぶ水草もあれば、熱帯で一年を通して成長する水草多々あるなかで、
一定の水温でぬくぬくおと育つ水草。

水槽内では3週間放置の状態で、
水面からは葉を立たせ赤く色付いた
ルドウィジアやニューオランダプラントなどが一面を覆い、
「なるほど・・・これが自然の縮小だ」と思ったり、
その中を「ひらりひらり」と泳ぐ魚たちを見て、一時の安らぎを感じたり・・・
水槽の中には常にドラマがあることには間違えない。

writer ライター
早坂 誠
「水辺の動植物」の販売・管理・展示を行う
有限会社エイチツー 代表
ビオトープ計画・施工管理士
愛玩動物飼養管理士
観賞魚飼育管理士
著書「水草水槽のススメ」
関心事:音楽と生きもの。自家製梅干し。サンマの塩焼き。