明るさ

早坂 誠|2019年9月15日


生き物の調達依頼は年を増すごとに、単純なものから、
困難なものまで多種多様となってきた。
その中でも、最も楽しい採集の一つに「水草」があげられる。
一言で水草といっても、止水。湧水、常温、低温。
場所によって全く違ったものである。

ただ水槽での表現において、持続育成困難な湧水の水草たち。
私が講師を行っている学校で、その育成水槽の設置、準備が始まっている。
そこに植栽する水草を求めて、
私の師事する先生の元一番弟子の方がガイドという状況の中、
学生を連れての採集を行った。

ポイント付近の農業用水・河川では、年ごとに水草の植生が変化しており、
昨年までびっしりと生育していた
水草が今年はほぼ無くなっていることや逆のこともあるようで、、
自信をもっていった初めの用水路では、まったくと言って
よいほど草が存在してなかった。
原因は複数あるのだが、用水では流れをふさぐため、
刈り取りや薬品での除去も必要となるようだ。
また河川では、台風などの増水によっり一気に剥ぎ取られる現象も想像できる中、
やはりこのような水景はいつ見ても美しい。
太陽の光を浴びながら、揺らめく姿で光が反射してキラキラ輝く。

水温も決して冷たくないのは、この土地柄である。
ヤナギタデやナガエミクリはもちろん、イケノミズハコベのような外来の水草も混在
しながら流れに身を任せている
その姿は、忙しさから解放される一時の時間であった。

writer ライター
早坂 誠
「水辺の動植物」の販売・管理・展示を行う
有限会社エイチツー 代表
ビオトープ計画・施工管理士
愛玩動物飼養管理士
観賞魚飼育管理士
著書「水草水槽のススメ」
関心事:音楽と生きもの。自家製梅干し。サンマの塩焼き。