川下りでも有名な埼玉県秩父にある長瀞町に
蝋梅園があると聞き、行ってきました。
街中でも、梅の花のいい香りが漂う季節になりましたが
「ロウ梅」は、そんなに多くは植栽されていませんよね。
白梅や紅梅とは一味ちがう香りの「蝋梅:ロウバイ」。
私はこの香りが大好きなのです。
自宅からいくつか私鉄を乗り換え
最寄駅の「長瀞駅」から徒歩15分ほどで「宝登山神社」に到着しました。
ロープウェイもありますが、このところの運動不足もあるので
ハイキングコースでちょっとした登山気分を味わいました。
山頂からは、秩父の明峰「武甲山」「両神山」などが一望出来ます。
広さ約2,000㎡で、約500株(2,000本)の
3種類の蝋梅が植栽されているロウバイ園にさしかかると、
甘い香りで迎えてくれます。
英名の「Winter Sweet」という名前にぴったりの
ロマンティックで優美な香り。
黄色が鮮やかな種類がほとんどですが、
「和蝋梅(わろうばい)」という品種も沢山見ることができます。
基本原種のロウバイで、花芯部が紅紫色でやや小型。
アップでみると、蘭の種類かと思うほど、艶やかな姿です。
ここでちょっと豆知識
蝋梅の名前の由来について・・・
蝋梅と聞くと、梅の仲間なのかな?と思いがちですが、
植物学的には、ロウバイ科ロウバイ属で原産地は中国です。
名前の由来は、いくつか説があります。
①花がロウ細工のように繊細で美しいという説。
②花弁がミツバチの巣の主成分をなす、蜜蝋に似ているからという説。
③陰暦の12月の異名である「蝋月」に咲く花が梅に似ているからと言う説。
以上のような説がありますが、一般的には①の蝋細工に似ているからという説が
伝わっているようです。
この季節だからこそ味わえる、青く澄みきった空と、
美しく香り咲くロウバイが見事にマッチした風景この風景は、かなりおすすめです。
writer ライター
kinako
お手伝いしています。
昔から、料理好きな母を見て育ったせいか
食べることには時間や手間を惜しみたくない。
それは料理だけでなく、空間や道具も大事。
それらのことを色々と物色するのが好きな中年女子です。