*道具を入れた桐箪笥
<福島針道の台所>
地域おこし協力隊の3年間は、街中の針道という地区の平屋の一軒家を借りていました。
4部屋と台所、お風呂、トイレ、納戸、外用の納戸と広い家でした。
台所は広く、料理教室が普通にできました。台所で作って、
隣の部屋にテーブルを置き、生徒さんと食べていました。
(1人の時は朝は台所で食べましたが、夜は自室で本を読みながら、食べていました。)
タカラのホーローの調理台がL字にあり、使いやすかったです。
あと、窓も多く、灯りは必要でしたが、明るい台所でした。
<福島の大原家の台所>
入籍して、半年ほど別居していましたが、夫の病気などもあり、
卒隊と同時に車で10分ほど離れた戸沢の築130年の大原家に引っ越しました。
同時にコロナ禍となり、よく縁側で 困っていました。(色々と大変だった)
台所は、北側で寒く、物が溢れていて、最初はとにかく片付けから始めました。
まだまだ 片付ける所はあるのですが、主人に台を作ってもらい、
ともかく働きやすくしようと勤めています。
窓は多いのですが、北側なので、明るい訳ではないです。
ただ、見える庭を自分で好きな植物を植えられるので、
これからたくさんやることがありますね=。笑笑。
<食品加工所として改装した蔵>
主人は仕事を続けることも、加工所を作ることも反対せず、
母屋の日当たりの良い2部屋を使ったらどうか?とか、
母屋と神社の間にプレハブを建てたらどうか?とか、色々考えてくれました。
調理というのは、意外とうるさい職業で、私は機械も使いますし、
母屋は無理かな?と。そして、プレハブなんてやだし、、、、と。
で、敷地内の建物を全部開けてもらって、中を見て、大きい方の蔵(築年数不明)を使って良いかと聞くと、
「どうぞ、でも中を空にするのは、自分でやるんだよ。重いものは手伝ってあげるけど」との事。
設計士さん、大工さんを入れて、改装しました。
当たり前ですが、出来た後にこうすれば良かったと思う所はありますが、多分 今までで一番広いです。
明かり取りの為に、2階の1/3程を抜きましたが、基本照明が必要です。
でも 明るいキッチンになっています。
東中野を居抜きで買ってもらったので、家具をほとんど持たずに福島に来ました。
道具や皿を入れる棚に蔵から出てきた桐の箪笥や、
昔の食器棚を使って良いかと聞けば、「どうぞ、好きなように」というので、はめ込んでもらいました。
昔の物を使うと、雰囲気が出て良いですね。
最後の二つは、まだまだ、やりたい事がたくさんあります。
writer ライター
樋口 陽子
生業 料理人
好きなこと 寝ること、食べること、
本を読むこと。好きな料理 発酵食品(漬け物とか、梅干しとか、味噌とか)
マイブーム 着物
好きな家事 アイロンがけ
好きな風景 修行した仏アルザスの小村に続く道のカーブを曲がったときに見える村
北海道然別湖の蒼い湖面・星野道夫さんのアラスカ
好きな作家 宮部みゆき、D・ギルマン、池波正太郎、河惣益己、小野不由美など
いつも聞いているのはJ-WAVE(もうちょっと音楽をたくさん流して欲しい)
やってみたいこと サハラ砂漠縦断