立秋 蒙霧升降す

暮らしの歳時記 七十二候

七十二候とは、古代の中国で考案された季節を表す方式のひとつ。二十四節気を、さらに3つにわけた期間のことで、気象の動きや動植物の変化を知らせる言葉になっています。
こちらのシリーズでは、古来から四季と共に生きてきた先人たちの知識を学びつつ、季節それぞれの変化に心を寄せていきたいと思います。

新暦ではおよそ8月17日から8月22日頃の時期になります。深い霧が立ち込める頃合いです。残暑の厳しさの中でも、次第に朝夕はひんやりと涼しい空気になり、少しずつ過ごしやすい気温になる時間が増え始めます。この時期、早朝に空気の湿り気が多いと、山あいや水辺に白く深い霧が立ち込め、幻想的な景色となります。
その景色の中、足元を見ると雑草などの草の間から色んな小さな花を見つけることができます。
まさに朝露が似合う「露草」や小さな赤い花の「水引」。この水引は細長い花穂に咲いた花は、上から見ると赤く見え、下から見ると白く見えることからそれが祝儀の水引に似ていることから名付けられたといわれています。このように紅白の花が混じっているものを「御所水引」で
白い花だけのものは「銀水引」と言われています。早朝の澄み切った景色にとても似合う草花たちです。

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