サクラ眺める画廊にて

LM|2024年4月11日

ソメイヨシノの開花から満開までの2週間余りの日々
聖路加第二画廊で行われた友人作家の個展にゲスト出展いたしました。
友人は、こちらで個展を定期的に開催していて、私は今回で5回ほど伺っています。
受診したことはないのですが、いつも心癒されるあたたかな場所。

聖路加国際病院の故日野原重明先生は、
「医学はサイエンスで支えられたアート」と考え院内に画廊を2か所設置されました。

「アートがきっかけとなり、会話やコミュニケーションが生まれることがあります。
聖路加画廊はアートを交えて患者様とご家族や医療スタッフとの
心のコミュニケーションが生まれる場所・・ 
患者様が癒され心落ち着く空間の提供と、
精神面から身体の向上につながるアートセラピーを目的としております・・・」

この画廊に携わるにあたり思い浮かんできたのは・・ホワイト。
大切なもの(診察券や母子手帳、保険証、お薬手帳・・)が入るだけの小さめで、
美しいレースや刺繍の袋物をアンティークリネンで丁寧に制作し、お届けしました。

私が伺うことができた日は、もう後半でサクラは六分咲き、
窓の外の眺めは薄ピンクとグリーンの春色に包まれた美しい日。 
聖路加第二画廊は、本館と旧館を結ぶ長い渡り廊下にあって、旧館の方に教会もあります。
いつも旧館から入って歴史ある階段を上がり、チャペルの椅子でしばし心をととのえて、向かいます。

4月に入って間もなくという時でしたから、新しい看護師さんや検査に向かう方々など、
いつもより多くの人が行き交い、私たち作家は、時に緊張し、祈るような気持ちにもなり、
また新しいウエアの背中に心の中で拍手とエールを送りました。

この画廊にご縁を戴き、さまざまな人と会話を交え、美しい作品やサクラを眺め、
アトリエを抜け出して向かった優しい場所に私の方が癒されたひとときでした。

writer ライター

LM

LM

モード評論、アパレルMDを経て独立。
約10年の山暮らしを経て、東京にUターン。
天然素材の服と雑貨のアトリエを運営。

HP: アトリエ「&R」
http://and-robe.shop-pro.jp/
writer ライター
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モード評論、アパレルMDを経て独立。
約10年の山暮らしを経て、東京にUターン。
天然素材の服と雑貨のアトリエを運営。

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