わたしのサウナ譚

野原こみち|2021年12月19日

コロナ生活が長引いたせいか、ただでさえ出不精なのに輪をかけて家に閉じこもりがちになってしまい、ここのところ心身の不調が絶えなかったのですが、そんな私にもようやく光明が差してきました。
感染者数が落ち着いてきた頃から、行きたくても行けなかったところに少しずつ足を運ぶようになってきて、その行き先のずっと気になっていたサウナでした。コロナ禍の真っ只中にオープンしたので、なかなかすぐに訪れることができなかったのですが、先日ついに訪れることが叶いました。

家の周りに温泉施設がたくさんある場所で育ったので、サウナについては長年“温泉の添えもの”的なイメージしか湧いてきませんでした。
しかし、自律神経を整えたりストレス発散できたり、サウナに行くといろいろいいことがあるらしい・・・と何かの記事で知ってから、“添えもの”的なイメージを捨てて、前よりもサウナと仲良くしたほうがいいのではなかろうかと思い始めたのです。

大浴場はなくて、施設の目玉はあくまでもサウナ。そんな場所に行くのは初めての体験でしたので、ちょっと緊張しました。
初めて訪れるスパや温泉施設などは、いつも若干の緊張が伴います。受付のスタッフの人に説明される注意事項以外にも、常連さん達の中であたりまえとなっている不可視のルールが存在し、自分の一挙手一投足がルール違反に抵触しているんじゃないかといちいち気になってしまうからです。
今回も、ロッカールームの中に入っていたサウナハットをいつかぶるものなのかわからず、しばらく手に持ったままうろうろしてしまいました。

だいぶおどおどとした初心者まるだし状態ではありましたが、それでもゆったりと楽しむことができました。
サウナの中で汗の流れる感覚に集中していると、だんだん頭の中がからっぽになっていき、サウナから出て汗を流してから体を冷やし、休憩していると頭の中が静かになっていく感覚がありました。サウナ愛好家の方がいう“整う”というのはこういうことかな、と納得。
セルフロウリュも体験できたし、思った以上に満足して帰ってきました。
やはり言われていたとおり、自律神経に良い作用があったようで、サウナ後数日はいつもより調子が良い気がしました。
サウナハットの使い方もわかったので、次は前よりも堂々と使ってみようと思います。
次はいつ行こうかな〜。

*画像はフリー画像で、実際にサウナで撮影したわけではありませんので、あしからず・・・。

writer ライター

野原こみち

野原こみち

熱しやすく冷めやすく、興味の対象が移ろい易い性格ですが、小さな頃から本だけはずっと手放せません。古本屋は、多くのお店を巡るよりも、贔屓のお店に徹底的に通いつめる派。新刊を扱うお店も同じく。図書館は居心地重視。最近は南米の文学作品、幻想小説を偏愛気味です。
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熱しやすく冷めやすく、興味の対象が移ろい易い性格ですが、小さな頃から本だけはずっと手放せません。古本屋は、多くのお店を巡るよりも、贔屓のお店に徹底的に通いつめる派。新刊を扱うお店も同じく。図書館は居心地重視。最近は南米の文学作品、幻想小説を偏愛気味です。
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