啓蟄 蟄虫戸を啓く

暮らしの歳時記 七十二候

七十二候とは、古代の中国で考案された季節を表す方式のひとつ。二十四節気を、さらに3つにわけた期間のことで、気象の動きや動植物の変化を知らせる言葉になっています。
こちらのシリーズでは、古来から四季と共に生きてきた先人たちの知識を学びつつ、季節それぞれの変化に心を寄せていきたいと思います。

新暦ではおよそ3月5日から3月9日頃の時期になります。
冬ごもりしていた虫たちが、次第に姿を現わし始めるころです。
虫だけではなく、さまざまな生き物が目覚め始めます。
生き物と同じで草花たちも芽ぶきの時期です。ご存じでしたか?この時期に
可憐な花を咲かせる「菫・すみれ」ですが、日本には100種類以上あると
言われています。また、その可憐でどこか懐かしい姿に多くの歌人や俳人たちにもうたわれてきました。
「山路来てなにやらゆかしすみれ草」 松尾芭蕉