冬至 雪下麦を出だす

暮らしの歳時記 七十二候

七十二候とは、古代の中国で考案された季節を表す方式のひとつ。二十四節気を、さらに3つにわけた期間のことで、気象の動きや動植物の変化を知らせる言葉になっています。
こちらのシリーズでは、古来から四季と共に生きてきた先人たちの知識を学びつつ、季節それぞれの変化に心を寄せていきたいと思います。

新暦ではおよそ12月31日から1月4日頃の時期になります。
「せっかむぎをいだす」と読みます。
雪の下で、麦が芽を出す頃。
ちょうど年を越すタイミングの時節ですが、植物は静かに、地中や冬木立の枝先で芽吹く力を育んでいます。
いよいよ、新しい年を迎える頃となります。お節料理にかかせない「百合根」もちょうどこの頃が旬になります。
穏やかな甘みとほろほろとした食感が特徴的で、茶碗蒸しやしんじょうなどに使われることが多い食材です。また、
古くから日本や中国では滋養強壮の薬として、もてはやされていたとのこと。