寒露 菊花開く

暮らしの歳時記 七十二候

七十二候とは、古代の中国で考案された季節を表す方式のひとつ。二十四節気を、さらに3つにわけた期間のことで、気象の動きや動植物の変化を知らせる言葉になっています。
こちらのシリーズでは、古来から四季と共に生きてきた先人たちの知識を学びつつ、季節それぞれの変化に心を寄せていきたいと思います。

新暦ではおよそ10月13日から10月17日頃の時期になります。
菊の花がつぼみを開き、咲き始める頃。
重陽の節句ではまだ花を開かずにいた菊が、この頃になると花びらを広げていきます。
日本の伝統的な家紋や、節句など、様々なシーンで用いられる菊も、実は中国から伝わったものでした。
はじめは薬草として用いられ、観賞用として人々に愛でられるようになったのは平安時代になってからです。
菊酒を飲んで長寿を祝う「観菊の宴」が、貴族たちの間で催されるようになりました。
それから、「菊晴れ」という季節を表す言葉があるのをご存知でしょうか?
菊の花が咲く頃に青空が晴れ渡る事です。この頃は本当に過ごしやすい季節となります。身も心も健やかでありたいですね。