秋分 水始めて涸れる

暮らしの歳時記 七十二候

七十二候とは、古代の中国で考案された季節を表す方式のひとつ。二十四節気を、さらに3つにわけた期間のことで、気象の動きや動植物の変化を知らせる言葉になっています。
こちらのシリーズでは、古来から四季と共に生きてきた先人たちの知識を学びつつ、季節それぞれの変化に心を寄せていきたいと思います。

新暦ではおよそ10月3日から10月7日頃の時期になります。
夏に花を咲かせたのち、黄金色に実った稲穂。田んぼから水を抜き、いよいよ稲刈りに取り掛かる頃合いです。
空気が次第に乾燥し、冬の兆しを肌で感じるようになってきます。
この時期、澄み切った空気の中、風が吹くと甘い香りが漂ってくることに気づかされます。それは「金木犀」の花の香りです。
濃い緑の葉の中に鮮やかなオレンジの小花がたくさん咲かせています。オレンジ以外にも白色のものがありますが
こちらは、香りが少し弱く「銀木犀」と呼ばれています。