秋に旬を迎え、冬にかけてが最盛期のレンコン。
シャキシャキとした食感と穴の開いた形状から先が見通せるとして、縁起物としておせち料理やお祝いの席の食材としても用いられます。
今は一年中手に入る食材ですが、夏から初秋にかけては「新れんこん」が出回ります。
この時期のレンコンはみずみずしくて、あっさりとした味わいなので、薄くスライスしてサラダにしてもいただけます。
秋が深まってくると粘りと甘みが強くなる時期なので、すり下ろしてレンコン饅頭や天ぷらにするとより一層美味しさが増します。
厚めに切ってオリーブオイルでレンコンステーキにしてバルサミコ酢でいただくというのもお勧めです。

日本にはレンコンの産地がいくつかあります。
よく言われるのは「東の茨城」「西の徳島」。
茨城県は日本国内の生産量の約50％を占めているそうです。
また、徳島県も生産量が多く、茨城県産のものに比べると、やや細長い形です。
それから、忘れてはならないのが金沢伝統野菜「加賀れんこん」です。
茨城や徳島県のレンコンに比べると小ぶりですが、でんぷん質が多く粘りが強いのが特徴です。