京都舞鶴地方が発祥の京野菜のひとつで、トウガラシやシシトウと同じナス科トウガラシ属の、夏に旬を迎える野菜です。
トウガラシやシシトウのように辛くなく(*まれに辛いものもあります)
肉厚で種も少ないので食べやすく、素焼き、炒め物、煮物、天ぷらなど、様々な料理に使える野菜のひとつです。5月から10月くらいまで出回りますが、旬の時期は夏場です。
万願寺とうがらしは勿論ですが、トウガラシ属の野菜には、ビタミンCをはじめ、ビタミンE,βカロテンに加え、食物繊維も豊富で、動脈硬化や夏風邪の予防への効果が期待できるそうです。そして、女性には嬉しい美肌効果も期待できるので、夏の紫外線などの強い日差しで受けるお肌のダメージケアにぜひ取り入れたいですね。
年々暑さが厳しくなる昨今、万願寺とうがらしを使って、美味しい夏バテ対策のお料理を作ってみませんか。上品倶楽部おすすめのお料理をいくつか。
〇万願寺とうがらしの焼き浸し
焼き色が付く程度にフライパンや魚焼き器で焼いて熱いうちに、お好みの味のめんつゆを自分好みの薄さにしてトウガラシが浸るくらいに入れて、生姜のスライス2.3枚を加え冷蔵庫で冷やします。
食べる時に鰹節をかけて召し上がってください。
〇万願寺とうがらしのしらす炒め
万願寺とうがらしを半分に斜め切りし、ごま油で炒め、緑色にツヤが出てきたら、しらす、酒、しょうゆ、みりんを入れて、調味料がなくなるまで炒めたら器に盛り付けます。
万願寺とうがらし8本に対して、しらすは60~80gぐらい、酒さじ1、みりん、しょうゆ大さじ各2が目安です。
〇万願寺とうがらしのアンチョビ添え
オリーブオイルで万願寺トウガラシ8本~10本を塩少々入れて、まるごと強火で炒めます。
一旦、お皿に取り出し、余熱でアンチョビを2切両面を軽く焼いて、万願寺とうがらしの上にのせて、食べるときに絡めてください。
どの料理も調理時間が短く、暑い夏には嬉しい一皿になると思います。