水草の勧め

美しい水草の世界

水草の勧め

水の中でたゆたいながらも、活き活きと成長する植物、水草。
今回、上品倶楽部では、新緑の季節からしっとりとした梅雨にさしかかるこの時期に、あえて水草の魅力について考えてみることにしました。
初心者でも手軽なグラスアクアリウムのご紹介をいたします。

美しい水草の世界。

魚が泳ぎ、水草が美しく繁茂する水槽。その緑の濃淡や、気持よさそうに泳ぐ魚達をみているうちに、心が自然と和んでいく。とても綺麗なことは知っているけど、そんな風景は、水族館か熱帯魚店でしか、見ることができない。そんなふうに感じている人も少なくはないでしょう。
水槽の中で水草を育て、魚を泳がせて、ひとつの環境をつくることを「アクアリウム」と呼びます。
アクアリウムの魅力は、なんといっても、自然の中にある環境の調和、そしてその美しさを自分の家の中で感じることができるということでしょう。水の中の水草のゆらめき、魚の泳ぐ様を眺めることが、緊張感やストレスを和らげるともいわれ、アクアリウムをセラピーのひとつとして、病院などのインテリアに取り入れることも多いそうです。

時間をかけて育てていく喜び。

水草は生きているので、日に日に成長を続けていきます。レイアウト水槽を作り、日々管理を行いながら様子を観察していくと、時間の経過とともに水景も変化していきます。そこもアクアリウムを続けてみると感じられるおもしろさの一つにもなっています。
アクアリウムを初めた人は長く続けてみようと思うのも、水草の生命力にまかせたままでも、時間の経過とともに変化するという魅力があるからかもしれません。また、成長を促しながらも、自分が好きな、水族館や庭園、森林などの思い出の風景を思い出しながら、自分だけの空間を設計するように、少しずつ手を入れていくのも楽しいですね。
大きい水槽を管理するのは少し自信がないという方は、今回紹介する、手のひらに乗るくらいの大きさの容器をつかって手軽に始められるグラスアクアリウムがおすすめです。
あなたもアクアリウムを初めて、水草の魅力を感じてみてはいかがでしょう。

グラスアクアリウム小さなグラスでも手軽にアクアリウム
を楽しむことができます。

手軽に始められるグラスアクアリウム
ガラス面に囲まれた空間は、外と完全に遮断された別世界。その中に水中で暮らす魚や植物たちが息づく空間が広がっています。それはまるで小さな地球のようです。水の流れにあわせてゆらぐ水草、そしてその水草が光と二酸化炭素で光合成をしてつくりだした酸素の泡が水中で輝く「水草水槽」は魚よりも水生植物を主役に鑑賞を楽しむものです。1960年までにドイツやオランダで技術が確立されたと言われていて、日本では30年ほど前から広がってきました。水草水槽は美しいだけではなく、生き物の姿を学べる大人も子供も魅了する趣味の世界です。
最初から本格的な水草水槽はちょっと…という方には、手のひらサイズのガラスの器から始められるグラスアクアリウムがおすすめです。
気軽でおしゃれ、食器やフラワーベースなど水を張ることができれば水槽がなくても水草を育てることができます。
浅皿に浮草をのせるだけでも緑のインテリアに早変わり。
日々のお手入れがとても簡単なのが魅力の1つ。1日1回、グラスに水を注いであふれさせて水を交換します。
毎日の水替えで水草は美しく成長し、水と緑がゆらぐ癒しの空間を演出します。
お気に入りのグラスを見つけて、水草を育ててみませんか?

グラスアクアリウム
底が浅い器だと、池のような雰囲気になります。

グラスアクアリウム
数種類の水草、枝を使えば、ミニチュアの水中庭園のような雰囲気に。

グラスアクアリウム
眺める角度を変えれば、違った楽しみ方ができます。

グラスアクアリウム
自由な発想で楽しめます。石をレイアウトに使うのも。


グラスアクアリウムの作り方

材料
<道具と材料>
石各種
流木
ソイル、砂、肥料
もめん糸
刷毛
ビニールタイ
ピンセット
歯ブラシ
ハサミ


作り方1
1. 容器に2~3cm程度の砂利と肥料をいれます。

作り方2
2. 容器に石・流木の素材を入れて、配置します。

作り方3
3. 水をゆっくりと容器に注ぎます。

作り方4
4. 水草の根元をしっかり持ち、植えたい場所に差し込み、ゆっくりピンセットを抜きます。

作り方5
5. コツはピンセットを開くときに斜め上にして抜くこと。

作り方6
6. すべて植えたら容器の中が透明になるまで水をあふれさせて完成です。


グラスアクアリウムにおススメの水草

グラスアクアリウムにオススメの水草

向かって左から

アヌビアスナナ・プチ
サトイモ科
水辺の岩上などに根をはわせて白く太い頑丈な根をのばして着生する。丈夫で育成が簡単。

マヤカ・フルビアティリス
マヤカ科
水中では茎は細くやわらかくて、成長が早いのでレイアウトで多様することが多い。

ヘランチウム・テネルム
オモダカ科
水中では葉はときに赤みを帯びることがある。成長が早く、地下茎で増殖し、育成が簡単。

ハイグロフィラ・ポリスペルマ
キツネノマゴ科
水中では鮮やかな緑色の細長い葉をつける。有茎種の中で最も簡単な種類の1つ。

ロタラ・ロトンジフォリア
ミソハギ科
水上の葉はほぼ円形で、落ち着いた緑色。水中の葉は細長い楕円形で全体的に赤みがかかる。


監修・水草レイアウト制作:有限会社エイチ・ツー代表 早坂誠
テレビ番組や映画等の水槽も手掛ける、アクアリウムレイアウトのプロ。初心者のためのワークショップも開催しています。

http://www.h2-l.jp/

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