私は年中裸足で過ごしてしまう方でした。
夏場は裸足でスニーカーを履くほど。
おしゃれの為に流行りの物を履くこともあったけれど、
あまり靴下に拘ったことはなかったと思う。
それが・・・モスクワで、くつしたの温かさを感じています。
くつしたの温かさは、
寒い地に住む私に、お友達がプレゼントしてくれた、
特別な温かさが加わっているからかもしれない。
娘の登校時、まだモスクワは暗く、今朝も-6度。
通学路の池は既に凍っていました。
でも、くつしたを履くと・・・足が包まれて、ほんわかする、とても、とても温かい。
ウクライナ民話の絵本『てぶくろ』は私の好きな絵本。
雪が降る森でおじいさんが片方のてぶくろを落としたことから始まるストーリ。
その片方のてぶくろに、ネズミ・カエル・ウサギ・狐・狼・猪・熊と次々に入る。
どんどん大きな動物が入ってくると、てぶくろを改良して、
みんなが快適に暖を取れるようにお互いが工夫するお話。
ほかにも、
ロシアの昔話『おおきなかぶ』は、おじいさん・おばあさん・孫・犬・猫・ネズミが
一つの大きなかぶを引き抜くために加わっていく。すると、抜けなかったかぶを抜くことができたお話。
絵本の中にだけじゃない。
階段で荷物を運んであげるなど、バスや地下鉄の車内でさらっと声をかけ、手を差し出している人たち。
ほんとに寒い地だけど、ほっこりと温かくなるシーンをよく見る。
ほかほかくつしたから、そんなことを思うところ。
writer ライター
こにし あい
さる年生まれ
ジョージア州→カリフォルニア→ミシガン、米国期間限定生活後
東京で暮らし。モスクワ→ふたたび東京
元料理研究家の嗅覚で、美味しいもの探す日々。
料理の感性を磨ける食べ歩きと、出会った味を再現するのが好き。
ジョージア州→カリフォルニア→ミシガン、米国期間限定生活後
東京で暮らし。モスクワ→ふたたび東京
元料理研究家の嗅覚で、美味しいもの探す日々。
料理の感性を磨ける食べ歩きと、出会った味を再現するのが好き。