メダカをみて最近思うこと

早坂 誠|2021年9月20日

メダカといえば金魚と共に昔からなじみのある魚である。

よく見かけるメダカは「ヒメダカ」という品種である。

原種の日本在来種は日本メダカ。
現在ではミナミメダカとキタノメダカの2種がニホンメダカと呼ばれている。

どこにでもいる魚としてなじみのあるメダカであるが、
現在では河川の水質悪化による減少にとどまらず、護岸整備による育成環境変化と
繁殖場所への移動通路の遮断。外来種との競争などで減少の一途をたどっているといわれている。

その中で、多数の品種改良種がメダカブームとなって、観賞魚飼育の流行りの一旦を担っている。

メダカ特集の観賞魚雑誌が部数を伸ばすことや、メダカ専門店があちらこちらに沸い
てでるように出店する。

そのような状況が以前の記憶となって思い返される・・・・

以前、赤と白の小型のエビ「ビーシュリンプ」のブームのように、
熱しやすく冷めやすい日本人の傾向でエビ専門店が出店ラッシュで多数見かけたものが、
現在では専門としている店舗の数は数限られてる現状がある。

今まで一体何億匹のエビが繁殖され、消費されたのか・・・
想像ができないほどであるが、
メダカのブームとそれとそっくりの流れになっていることがなんとも考えさせられてしまう。

売れるものに乗って、商売を進めることも必要であるが、
最も得意にしている専門知識で地道に進めることも大切と常日頃思うことである。
それは水草を専門としている私が、陸上植物に進出することをためらうのも同じ気持ちである。

が時間がなく知識の吸収が追い付かないことも大きな理由の一つなのは間違えない。

メダカ一匹眺めて、頭の中でこんなことを思った今日であった。

writer ライター

早坂 誠

早坂 誠

「水辺の動植物」の販売・管理・展示を行う
有限会社エイチツー 代表
ビオトープ計画・施工管理士
愛玩動物飼養管理士
観賞魚飼育管理士
著書「水草水槽のススメ」
関心事:音楽と生きもの。自家製梅干し。サンマの塩焼き。
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早坂 誠
「水辺の動植物」の販売・管理・展示を行う
有限会社エイチツー 代表
ビオトープ計画・施工管理士
愛玩動物飼養管理士
観賞魚飼育管理士
著書「水草水槽のススメ」
関心事:音楽と生きもの。自家製梅干し。サンマの塩焼き。
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