東京にて

こにし あい|2021年7月4日

残り1ヶ月。荷物を作りながら考えていたことを書き留めると・・・。

新しいことにトライした3年半。
ひとつ目は、リカレント教育で大学に通ったこと。50歳過ぎ、新たな学友ができた。
特にゼミの仲間は、自分の考えを語れる友人たち。たくさん、たくさん刺激を受けた。
また学びの場に席を置いたことで格段に視野が広がり、物の考え方、見方が大きく変わったと思う。
猪突猛進の私がよく考えるようになった。
子どもの頃のように“どうして・・・”と疑問詞の答えなりを探そうするようになった。
そして、地域社会で活動することを意識したこともそのひとつ。

 二つ目は、地域活動、子ども食堂に関わったこと。
コロナ禍でもお弁当配布に切り替え、子どもたちに食を届け続ける子ども食堂のお弁当作りに加わった。
寄付された食材を余すことなく、そして一食を賄うお弁当にする献立を作り、買い出し、調理をする。
このプロセスに関わっていくことで、地域で心地よい時間を過ごす場所ができた。
食を仕事にしていたことが、活かされたと感じた。

 二十数年前、鎌倉でさんがつやという店をしていた時、
普段買い物をしていたお店の方達との距離がどんどん縮まって、
顔見知りが増え、街の景色が一新したことを思い出す。

そう、わたしは“食”で、繋がりを築いてきた。
20年前初めてアメリカに住んだ時、international cookingというグループに入ったことで、
ひととの繋がりが増え、カレンダーが約束で埋まっていき、生活が楽しくなった。

食とは“人を良くする”と書く。わたしの場合は、食が人との良い関係を築いてくれる。
食を共にする機会はとても楽しい。その機会が増えるほど、住んでいるところが好きになった。

来月は違うところにいる。
そこで、食を通じて新たな人との繋がりができるだろうと思う。そう願っている。

写真: 小学校で子ども食堂について、食品ロスの取り組みについて話をした時
ゼミの仲間とのランチにて

writer ライター

こにし あい

こにし あい

さる年生まれ
ジョージア州→カリフォルニア→ミシガン、米国期間限定生活後
東京で暮らし。モスクワ→ふたたび東京
元料理研究家の嗅覚で、美味しいもの探す日々。
料理の感性を磨ける食べ歩きと、出会った味を再現するのが好き。
writer ライター
こにし あい
さる年生まれ
ジョージア州→カリフォルニア→ミシガン、米国期間限定生活後
東京で暮らし。モスクワ→ふたたび東京
元料理研究家の嗅覚で、美味しいもの探す日々。
料理の感性を磨ける食べ歩きと、出会った味を再現するのが好き。
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