見るのは楽しい「クラゲ」
この浮遊感と透明感。しかも特に
カラージェリーフィッシュ「Catostylus mosaicus」
の傘の開閉運動=鼓動は力強くしっかりと定期的な動きで
生きている生命としての魅力を肌で感じるほど魅力的である。
そのクラゲを飼育したくなる気持ちが芽生えるかどうか・・・・
生き物を飼育した経験のある方であれば、特に水生生物を飼育した
方はなおさら興味をもってもおかしくはない。
実際にクラゲの飼育セットというものも存在しており、優雅に泳ぐ姿が
家でも見られるとしたら。それはそれで楽しいかもしれない。
現在まで私は、短期的であれば幾度かのクラゲの飼育展示。
過去には2年もの間、テレビ局のスタジオで3メートルほどの水槽でクラゲを維持管理していた経験もあるが、
このクラゲたち・・・見方によって、飼育の簡単さ・難しさが違ってくる。
水温の維持管理や、照明はクラゲによって適切な条件があり、
それに合わせてコントロールすることが容易の為さほど気に掛けることはない。
私見としてのポイントは二つ。
・水の回し方 クラゲ専用の水槽(円形)などであれば問題ないことも、四角水槽でいかに美しく回すか。
これは試行錯誤して現在に至り、ちょっとした仕組みで解決できる。
あとは種類によって流れの強弱をつけて適切な水流を見つけ出す
・餌の供給。これが最大の難関。アルテミアという動物プランクトンを餌にしますが、
毎日地道にふ化をさせて与え続けることが理想です。冷凍もありますが、
それのみで長期飼育が可能かが疑問です。慣れとは良いもので、日課であれば・・・
餌を問題なく与えられることができれば、長期飼育が可能となります。
ただ・・・・
もともと多くの場合1年で寿命が来るクラゲ。
それをどう感じて。どう見るかが一番の問題かもしれません。
writer ライター
早坂 誠
有限会社エイチツー 代表
ビオトープ計画・施工管理士
愛玩動物飼養管理士
観賞魚飼育管理士
著書「水草水槽のススメ」
関心事:音楽と生きもの。自家製梅干し。サンマの塩焼き。