仕事柄、いろいろな生き物を扱うここ数年。
観賞魚や水草・小動物等の枠を飛び越えて今では
食用アジ、白子の依頼から、土器を作るための手にもって
しっくりくる石。あおさのりにいたり・・・さらには
生きたうなぎは当たり前で、それを超えてのうな重まで幅広い。
そのなかでのイカ。
しかも生きた状態での撮影のための活イカ。
この時期に入るスルメイカときた。
以前に経験していたこともあり、イカの管理が簡単では無いこと
は理解しているつもりである。
しかも、照明やカメラが回っている状況の中でどれだけイカが
状態良く居てくれるかがポイントの一つの為、事前に浅広の水槽
を用意。水温の管理から、水流の確保まで、前日までに
ある程度の万全さで臨んだところ。前日、到着予定になってもイカが届かない。
心配で出荷もとへのか確認を指示したところ、かえってきた答えが
「忘れてました」
食べ物であれば、たまたま欠品は通じるかもしれないが、
撮影の準備、人の手配までして、”忘れる” はさすがにキツイ。
それを事前に、到着予測、その後の対応をできない私たちにも反省材料が
出来た。
撮影当日の朝に、引き取りに行き、無事撮影に臨むことができたのだが、
やはり、イカの維持管理は想像通りの難しさだと感じたとともに
イカの体色の変化、泳ぎ、大きな目。・・・・そして、体の模様。
この模様が秒ごとに変化する感覚は素晴らしさも実感。
特に、グリーンに輝く体表は美しさが半端ない。
びっくりするほどの生き物の姿そのものである。
writer ライター
早坂 誠
「水辺の動植物」の販売・管理・展示を行う
有限会社エイチツー 代表
ビオトープ計画・施工管理士
愛玩動物飼養管理士
観賞魚飼育管理士
著書「水草水槽のススメ」
関心事:音楽と生きもの。自家製梅干し。サンマの塩焼き。
有限会社エイチツー 代表
ビオトープ計画・施工管理士
愛玩動物飼養管理士
観賞魚飼育管理士
著書「水草水槽のススメ」
関心事:音楽と生きもの。自家製梅干し。サンマの塩焼き。