発見

早坂 誠|2020年5月23日

知識はあって損は無し。と長年思って仕事をしてきた。
魚の名前、飼育方法は実際に販売することで覚えていく。
水草は魚よりも更に実践からくる知識が大きい。
多くの人は、魚から興味をもって飼育することで
水生植物の必要性が発生してくることになる。
失敗をくりかえし、死んでしまったり、枯れてしまったりを何度も繰り返す。
知識と引き換えに・・・・

そのような仕事も長く続けていると、あるところから、
ふと飼育や病気に対して予想を立てられるようになる。
もちろんその結果が外れることもあるのだが、
確実に「年の功」という結果が生まれることも多い。

「記憶より記録」これは以前常に心掛けていたことで、知らないことはメモを取る。
魚の状態や管理もメモを取る。
それにより蓄積した目に見える記憶がここにきて成果となっているのかもしれない。
そんな年代に入り始めても、いまだに勉強不足を痛感することが多い・・・
いや多という言葉ではなく、以前にも増して、わからないことが増えていく。

なぜそうなるか・・・以前のいきものの知識が、
今の時代は更に多くの情報が引き出せることが理由の一つなのかもしれない。

今回はご依頼でパルダリウムを制作したのだが、
ちらほらとトビムシがみられるようになった。
この虫自体は害の少ない虫なのだが、何せよく跳ねる。
数が多い、水の滴る場所でうごめく。
あーまたかーーーと思いついでに調べると知らないことが多い多い。

この中にもおそらく種類がいくつかいる。
羽が無いので飛べないが腹部に跳躍器という器官があり、
数cm?数十cm飛び跳ねることができる。腐敗植物や菌類などを食べる。
数か月の寿命である。
最近では生き物に何か関わると常に新しい情報が舞い込んでくる。
それが結果的に素直に楽しい。

ちなみにこの退治はごく自然な方法で長い経験と勘を頼りに実行。
今のところ発生はしてないので、これもまた楽しい。

writer ライター
早坂 誠
「水辺の動植物」の販売・管理・展示を行う
有限会社エイチツー 代表
ビオトープ計画・施工管理士
愛玩動物飼養管理士
観賞魚飼育管理士
著書「水草水槽のススメ」
関心事:音楽と生きもの。自家製梅干し。サンマの塩焼き。