ひかりと波

早坂 誠|2020年4月23日


渋谷という場所に居るため、日々人込みの中にいることが当たりまえの日常で過ごしている。
日常の足は車での移動が主なので、そうはいっても時折乗る電車や、渋谷駅の混雑具合には
喜ぶ年齢ではないため、なんとなく苦痛感も感じ始める。
そのような気持ちの中、今の息詰まる状況で家族の落ち込む空気感を少しでも解消すべく、また、
仕事上どうしても見に行かなければならない場所があったことも重なり、
東京湾を渡り用事を済ませた上で、人込みを避けた結果たどり着いた場所である。

本来今の時期であれば、週末になれば多くの人で満たされる雰囲気であるが、
今現在閉まっているシャッターが印象的で
その先には遠浅の海が広がっており、さらに先に目を向けると工場が立ち並ぶ。
そこはまさに京浜工業地帯の象徴という景色が広がっていた。

この世間の現状とこの場所。
まるで映画に出てきそうなロケーションであるが、
この人が一人もいない環境を、今回は「しめた」と思いたい。
運動不足解消と太陽の光を浴びることの少なかった身体の為にも
家族で汗を流したある日であった。

ちなみに竿は常備していながら、
この干潟ではさすがにあきらめたことがこの日のがっかりであるが、それはそれで・・・

writer ライター
早坂 誠
「水辺の動植物」の販売・管理・展示を行う
有限会社エイチツー 代表
ビオトープ計画・施工管理士
愛玩動物飼養管理士
観賞魚飼育管理士
著書「水草水槽のススメ」
関心事:音楽と生きもの。自家製梅干し。サンマの塩焼き。