古都を歩く

多羅尾 伴内|2019年11月28日


暖かい日が続いておりますが 来週あたりから冷え込むような気配
季節の後押し 二週に亘り呑み会が続き 友人たちが慰労してくれました
場所は 二日市町(福岡県筑紫野市 奈良時代開湯の二日市温泉が有名)

その前に 晩秋の古都を散策 J
R二日市駅(昔々佐藤栄作首相が駅長の時も)から西鉄二日市駅を経由して 
30分程で観世音寺へ,ここは大化の改新で有名な中大兄皇子(天智天皇)が
母・斉明天皇を慰霊するために7世紀に開基 東大寺とともに天下三戒壇のひとつ 
梵鐘も日本最古のひとつ,年末には千年以上に亘り京都奈良とともに古都の鐘の音が響き渡る 
風情としては奈良斑鳩の里を切り取った印象がありますね

お隣は大宰府政庁跡 大宰とは地方行政長官のこと 
7世紀頃には周防や吉備や伊予にも駐在していたが律令制度が整備された後は大宰府のみに 
大陸との関係に考慮したんでしょうが,千数百年以上経過した今でも状況はあまり変わってないですね

四王寺山を後ろに控え 発掘された石柱の跡だけが残る広い空間で家族らが遊ぶ
バーチャルな映像はいらない,眼を閉じて想像することが大切ですね

この夜来た友人のひとりは 令和の典拠 万葉集の歌会場所という坂本八幡宮が氏神様 
令和以前は一日20名の参拝者が5月1日15000人 以降日々5000人の参拝が続き
対応に追われた氏子たちが疲弊しきって,しばらくご朱印はお預けに
大伴旅人の屋敷跡とも言われているが友人は否定した 

そんな時代の栄枯盛衰は世の習い,久しぶりのひと肌酒は五臓六腑に沁みわたりけり

writer ライター
多羅尾 伴内
酒と旅と歌をこよなく愛し、
それらが焚き火とともにあれば、千夜一夜の話を紡ぎ出す…
そんなステキな話をお伝え出来れば…遥か九州の地より、愛を込めて