薪ストーブで調理@大玉村 In Field Studio

樋口 陽子|2019年9月19日


夏の暑い頃、隣の大玉村の地域おこし協力隊の佐藤研吾君と知り合いました。
建築が専門の研吾君と話してみると 共通の友人が何人かおり、その時話してくれた彼のワークショップに心惹かれ、9月のシフトを組む時に休みを取っておきました。
研吾君からも食事を作って欲しいと依頼が有り、一度打ち合わせで現場に行き、大体の備品と人数、どんな様子かを聞き取り、後はその時有る物で出来る料理を作る事になりました。
2口の業務用のガス台があり、プロパンを繋いでおくと言っており後は、カセットコンロ、薪ストーブが、火口でした。
10〜15人ほどだと聞いて、少々大きい鍋が必要だと考え、道の駅から借りる事にしました。

また、少々の肉、パスタ、調味料などは買って持って行きました
(なるべく リーズナブルでという事でした)

初日、9時半ごろ着くと、前の晩 遅くまで議論の場があったという事で、ようやく朝ご飯が終わった頃でした。

ここに旧知のコンフォルト編集部から、渡辺未央さんが、ライターの方と来ており、二人がお昼まで片付けや野菜の下処理を手伝ってくれました。
あまり時間がないので、お昼はトマトパスタ、胡瓜のサラダ。

ここで、業務用のコンロはプロパンとつながっておらず、火口は カセットコンロと薪ストーブだという事が判明。
事前に食事のお手伝いをワークショップのメンバー、参加者から数名出して欲しいと頼んでいたのと、研吾君に頼むと気軽に薪ストーブを焚きつけてくれたので、火の確保はできたのですが、これを調整するのは やはり 難しかった。そして、一番火が欲しい時間にカセットコンロのボンベが無くなるというあるあるネタ。笑。
茄子に火が入らず、トマトソースが煮詰まらず、やきもき、、、、

それでも、12時半ごろには食事を整えました。

午後、私は二本松商工会議所でセミナーがあり、東京に帰る渡辺さん達を駅まで送り、買い物をしてセミナーへ。

17時頃、戻って、ここからは一人です。居ないうちに火が落ちてしまった薪ストーブに再び 火を入れてもらい、買って来たガスボンベで、カセットコンロも使って、お味噌汁、鳥のトマト煮(昼のパスタソース)、胡瓜の炒め煮、胡瓜のサラダ、玄米を整えたのが、19時頃。

この辺りで、私は、今時の若者?の割には、文句も言わず 出された物を食べ、玄米やお豆に対しても違和感もなく受け入れる。。。。味もわざわざ 醤油などを持ってきて濃くしない、など、素朴で良いなぁと思い始めました。

夕ご飯が終わると、また、議論が始まり、(一人20分という時間で、今 自分が興味を持っている事を話すらしい)スモールビジネスの話などを興味深く聞きました。
私は、途中、21時半頃 宿舎に戻って 寝てしまいました。月が美しかった。(仲秋の名月の前の晩でした)

朝、6時前から 周りの部屋から起き出す気配がして、私も起き出し、朝食の準備に向かいました。すると すでに講義?(研吾君が今まで見てきた物をスライドで見せている)が始まっていましたが、横で静かに朝食を作り始めました。
前の晩、玄米8合を炊飯器で炊いたら、2時間くらいかかったので、朝ご飯は白米にして、お味噌汁、納豆、胡瓜の炒め煮でした。少々冷える朝で、黒豆茶を沸かして温まりました。

主なワークショップは、鋳造で、手作りの釜で、アルミを溶かし、皆思い思いのオブジェ?を作っていました。藍染をやっているメンバーもいました。

オブジェも藍染も写真を撮ってないのですが、天井から下がっている藍染は、「夏目友人帳」という漫画で美しいと表現されている妖が石に書く絵のようでした。

昼ご飯は、カレーの予定で、まず ストーブで焼きかぼちゃを作り、有ったスパイスミックスを振りかけておき、じゃが芋をダッチオーヴンで、蒸らし炒めにして、残っていた烏骨鶏の出汁を綺麗に裏ごし、胡瓜の下漬けを作り、、、、結構 火の扱いにも慣れてきた気もしたのですが、、、、やはり 一番火が欲しい時に薪がうまく入ってない。。。。

時間ぴったりという訳でもないので、なんとかなりました。

二日目、お昼ご飯は、じゃが芋のカレー 焼き南瓜のトッピング、胡瓜のヨーグルトサラダ、黒豆白米ご飯と玄米(朝、8合のご飯をペロリと食べてしまったので、昼には12合用意しました)それでも、出せば、出すだけ 食べてしまうらしい。(広島のワークショップを思い出しました)

食事が終わると フルーツを剥く人がいて、スイカ、ぶどう、桃、梨、りんごなど、みんな 結構食べます。
フランスのワークショップで、ふんだんにフルーツが出せたのは、お菓子よりフルーツが安かったからで、日本では無理だろうねと言っていたのを思い出し、夏から秋の福島でなら可能だなぁと思いました。

夜 用事があったので、昼ご飯後、玄米ご飯、お味噌汁、風呂吹き大根、揚げ浸し、照り焼きチキンの用意をして、15時頃 引き上げてきました。

この薪ストーブなら、¥4000くらいで、最初は煙突と合わせて¥10000くらいですけど その後は、2、3年に一度買い換えれば 大丈夫ですよ。とか、スモールビジネスの事とか、これから やっていきたい事のヒントをたくさんもらったワークショップでした。

何より、薪ストーブでの調理 本当に楽しい。要は慣れかな?と思いました。(あっという間に焚きつけてくれた人がいて、あ、よく見ておけばよかったと思ったけど 後の祭でした)

writer ライター
樋口 陽子
1968年 東京生まれ 
生業 料理人
好きなこと 寝ること、食べること、
本を読むこと。好きな料理 発酵食品(漬け物とか、梅干しとか、味噌とか)
マイブーム 着物
好きな家事 アイロンがけ
好きな風景 修行した仏アルザスの小村に続く道のカーブを曲がったときに見える村
北海道然別湖の蒼い湖面・星野道夫さんのアラスカ
好きな作家 宮部みゆき、D・ギルマン、池波正太郎、河惣益己、小野不由美など
いつも聞いているのはJ-WAVE(もうちょっと音楽をたくさん流して欲しい)
やってみたいこと サハラ砂漠縦断