かきたがわ

早坂 誠|2019年6月25日


めぐり合わせということなのかもしれない。
早いときは一年に一回。遅いときでも5年に一回の割合で訪れている
「柿田川」

今では仕事の関係で静岡県の富士川を渡る機会が月に2~3回はあるのだが、
一般道を使用することはそうそうない。
それでも、ふとしたきっかけで一般道を通る機会があれば寄ってみたくなる。
バツグンの透明度で湧き出る水は富士山の伏流水。
その川の流れに漂う水草。複数種が存在しているため、
緑色葉は濃淡の違いがみられ美しい模様となって楽しませてくれる。 

20年ほど前に訪れたころは、駐車場の整備も、お店もボードウォークすらない景観
だったはずで、バイカモはもちろんのこと、ヒンジモやミズハコベ。カズノゴケなど
が手で触れる距離感であった。さらに湧水本流に向かう所々の細流に足を踏み入れて
進むことも出来た。
それはまるで「森の奥深くの湧き水探索」という表現が似合う感覚・・・・

そんな柿田川、駐車場から数分歩いて二つの展望台からの眺めと散策道を歩くことに
は変わりはない。展望台にはボランティアと思われる男性の方。
お借りした双眼鏡から見るミシマバイカモの開花の様子は、
何年たっても変わらずいてくれる景観になんとなく心寂しくなる感覚を持つことも
毎回の出来事として慣れっこになってきた。

ありきたりの言葉だが、日本が誇れるこの美しい景観をいつまでも大切にできたらと
思って箱根方面の帰路へ車を走らせた。

writer ライター
早坂 誠
「水辺の動植物」の販売・管理・展示を行う
有限会社エイチツー 代表
ビオトープ計画・施工管理士
愛玩動物飼養管理士
観賞魚飼育管理士
著書「水草水槽のススメ」
関心事:音楽と生きもの。自家製梅干し。サンマの塩焼き。