今回は、手作りですが、大規模味噌加工です。
福島県二本松市旧東和町に来て、すぐお味噌作る?と誘われ、全ての材料を用意してもらい、
住民センターでの味噌加工に参加しました。
(塩は事前に教えてもらい、天塩を買ってきました。)
去年は、味噌作りにも参加し、味噌指導員見習いにも入れてもらいましたが、宙ぶらりんな立場でした。
今年は、育ててもらった大豆、買った米で、味噌を作り、味噌指導員見習いにもきちっと入れてもらいました。
今年は、見習いが二人な為、ボイラーと圧力鍋の技術者を呼んでいただき、丁寧に教えを受けています。
しかし、私他の用事を入れすぎ、どうももう一人の見習いの方より、3歩ほど遅れている感じです。(まずい、笑)
12月、1月あたりに市報に、申し込み用紙が入っています。
どのくらいの量を作りたいか、申し込みます。ちなみに最大が2斗(20升)、出来上がり120kgくらいです。
どんだけ?と思うでしょう? でも大家族で、朝昼晩と味噌汁を食べるので、無くなるようです。
私は、最小単位0.5斗(5升、40kg?)です。
なので、家族を始め、仲の良い友人、イベントなどで 盛大に振舞います。
1工程は、1石(いちこく)。(時代劇で聞きません?)1石=10斗=100升です。
6〜10の家から、一人 人足として作業に加わります。
そして、なるべく近所同士が一緒になるように組んでいるようです。
(大豆や米を釜から出すとき「お屋敷の皆様の手を拝借」と言います。
(屋敷は組のようなもので、隣近所の最小単位です)
初日、午前中、指示通り浸水させた米を釜に入れ、蒸します。
この時 新米と古米は 仕切りを入れて分けます。
広げて冷まして、麹菌を振って、麹箱に入れ、水分を含んだ布をかぶせて、室に入れます。
古い大豆は浸水させます。
2日目午後、室から麹箱を出し、ほぐして、湯冷ましを霧吹きで拭き、
水分を含んだ布をかぶせ、室に戻します。この時、場所を変えていきます。
大豆を浸水させます。
この時、白大豆、薄青大豆、青大豆、新しい、古いなどそれぞれ別々に浸水させます。
3日目午前中、大豆を蒸します。(この時も種類別に分けます)
麹を出し、ほぐして平等に測って分けます。
大豆が蒸しあがると、それぞれの種類で平等に分けます。
台に それぞれの大豆を順番に広げて冷まし、麹を混ぜて、塩を混ぜて、
ミンチ機にかけてそれぞれの家に持って帰って熟成させます。
同じ大豆、同じ米は他家と混じりはしますが、結構個人の味噌ができます。
支給されるのは、精製塩ですが、自分の好きな塩を持ってきてもちゃんと考慮してもらえます。
素晴らしいシステムだと思っていて、毎年 多いのをわかっていて参加しています。
ただ、量が多すぎるとか、働いている人が参加できないなどの問題点もあります。
ちゃんと復習して、来年の資料作りもやっておきたいと思います。
writer ライター
![樋口 陽子](https://johin-club.jp/assets/uploads/2017/08/higuchi_profile.jpeg)
樋口 陽子
生業 料理人
好きなこと 寝ること、食べること、
本を読むこと。好きな料理 発酵食品(漬け物とか、梅干しとか、味噌とか)
マイブーム 着物
好きな家事 アイロンがけ
好きな風景 修行した仏アルザスの小村に続く道のカーブを曲がったときに見える村
北海道然別湖の蒼い湖面・星野道夫さんのアラスカ
好きな作家 宮部みゆき、D・ギルマン、池波正太郎、河惣益己、小野不由美など
いつも聞いているのはJ-WAVE(もうちょっと音楽をたくさん流して欲しい)
やってみたいこと サハラ砂漠縦断