味覚について覚書

こにし あい|2019年3月2日

帰国して一年が経ち、先日、この一年、全く意識していなかった大事なことを
思い出す、きっかけがありました。
友人に誘われ参加した、モロッコ料理教室。
胸を突かれたのは、味覚とフードロス(food waste)についての話。
(もちろん、モロッコ料理も習い、食事も美味しくいただきました)
「玉ねぎの芯、捨ててませんか、食べれますよ」「五味わかりますか」の問い。
私は、正直、捨てていました。五味知ってます。でも味見はしますが、事前調理しなくなり味付けが濃く、意識しないで調理する傾向にありました。

菜の花、明日葉、山独活、蕗の薹、春の雨で潤った土から山菜が顔を出し、蛤、浅蜊、赤貝、貝類も。鰆、鰊、竹麦魚、細魚。。。春をまっていた食材。
サラダで使った、塩レモンのレモンも時期のもの。
酸味、苦味、旨味。
意識して作り、意識して食べるともっと食卓は楽しくなるはず。


八百屋さんで、レモンと一緒に買ったトマト。
鰹出汁で煮てみると昆布いらずの美味しい出しになりました。焼き餅を入れ一品。
ジュレにして、湯がいた春キャベツとジャガイモにドレッシング代わりに。
味を意識すると、素材選びにも慎重になります。
そして、余すことなく素材を使い切ることを意識すると、買物がシンプルになってきました。
気持ちを入れ替えたちょっと早い春です。

inf.>モロッコ料理 兼 etc…習ったところ
bistrolintimite.com

writer ライター

こにし あい

こにし あい

さる年生まれ
ジョージア州→カリフォルニア→ミシガン、米国期間限定生活後
東京で暮らし。モスクワ→ふたたび東京
元料理研究家の嗅覚で、美味しいもの探す日々。
料理の感性を磨ける食べ歩きと、出会った味を再現するのが好き。
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こにし あい
さる年生まれ
ジョージア州→カリフォルニア→ミシガン、米国期間限定生活後
東京で暮らし。モスクワ→ふたたび東京
元料理研究家の嗅覚で、美味しいもの探す日々。
料理の感性を磨ける食べ歩きと、出会った味を再現するのが好き。
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