生き物への興味

早坂 誠|2018年12月15日

同じ仕事をここまで長く続けられる理由なんていうものは全く考える余裕はなかった
が、

おおよそ人生の折り返し地点に来ていると意識し始めてからか、

最近になってわずかながらに別な仕事のことを考えるようになってきた。

「動物園のカメの飼育係」という小学生の時の夢は、
二十歳前後の行動によって徐々に形となっていく。

カメという一つのカテゴリーに収まることはせずに進んでいくことが、
のちに現在の方向性へと結びつくことになるだが、

狭い我が家でいろいろな生物を飼育した。

水棲カメは3段引き出し型の衣装ケースに所狭しと詰め込まれ、時折ベランダに出し
て散歩をさせる。

ウズラや、文鳥、オカメインコなどの鳥類から金魚やタナゴの魚類、ザリガニ、イモリは定番。
ハムスターやカブトムシ、コオロギなども飼育の対象になった。

おおよその流れとして根っからの生き物好きの方は、
飼育のきっかけは人それぞれであるが、
色々な種類の生物を一通り経験したうえで長く飼育する種が決定する傾向に
なるような気がする。

そのおかげもあって、ペットショップでの勤務の時には、
広く浅くの知識が大いに役に立つ。
いくら本を読んで理解したからと言って、
実際に飼育した経験値には到底かなわない。
そして失敗が多ければ多いほど、経験値も高くなる。

現在の世の中でも生物の不思議や面白さは不変である。
メダカ一匹を考えてみても数センチの中に、

考え、動く仕組みが詰まっている。あの小さな体に機械ではない動きがある。

専門学校での授業時に必ず確認することがある。

「皆さん、今まで生物が好きでここに来たとしたら、飼育したことのある生き物はど
のくらい居ましたか?」

「少なくてもこれは飼育していたでしょう。。。アメリカザリガニ アカハライモリ
 クサガメまたはミドリガメ・・・・

あ。ここは逆ですね、イママデ、コノ3シュルイノイキモノヲ、シイクシテコナカッ
タヒトハ、テヲアゲテクダサイ」

との質問に対して、近年挙手の割合が増えてきたことの心配がついてくる。
子供のころから生き物から学ぶことの大切さをもう一度見直していかないといけない

時代に来たと思いたい。

サスマタアゴザトウムシ・・・こんな奇妙な生き物が実際にいるというこの多様性。
なんだか素晴らしい。

writer ライター
早坂 誠
「水辺の動植物」の販売・管理・展示を行う
有限会社エイチツー 代表
ビオトープ計画・施工管理士
愛玩動物飼養管理士
観賞魚飼育管理士
著書「水草水槽のススメ」
関心事:音楽と生きもの。自家製梅干し。サンマの塩焼き。