皆さんは、「さるなし」という食べものをご存知ですか?
マタタビ科に属するつる植物になる実です。
名前の由来も諸説ありますが、私がそうだな!と信じているのは
「あまりのおいしさに、猿がすぐに食べてなくなってしまう」といういわれ。
さて、このさるなしについてですが、
私は、毎年夏の終わりから秋にかけて栃木や長野の山へ行きます。
目的はその土地の道の駅や野菜の直売所です。
この時期はとにかく野菜や果物が豊富で、新鮮なものが安く手に入るということと
東京では滅多にお目にかかれないものに出会えるから。
野菜だけでなく穀物やお花もそう。
新そばの時期なのでそば粉や蕎麦の実もお目当てのひとつです。
先日、福島へ出かけたときに
「さるなし」が店頭に出ていたので早速買って来ました。
まだ、時期が早いのでそのまま食べるには硬くまだ甘さが足りないので
ここは我慢。しばし追熟させます。そしてやわらかくなったら食べごろ。
キウイの原種とも言われている「さるなし」は、味は勿論ですが
切り口もキウイそっくりです。
まだ硬いものは果実酒にして楽しめるのですが
私は、やはりこのまま頂くのが好きなので
やわらかくなるのを待ち、そのまま、またはヨーグルトに入れたり
クリームチーズと一緒に食べたりするのが好きです。
そして、美味しさの裏側にもこんな特徴が
食物繊維やビタミンCが豊富で整腸作用があるので
美肌効果も期待できるそうです。
日本の美しい四季が与えてくれる旬の味覚。
それをその時期に食す。こんな贅沢はありませんね。
writer ライター
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kinako
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お手伝いしています。
昔から、料理好きな母を見て育ったせいか
食べることには時間や手間を惜しみたくない。
それは料理だけでなく、空間や道具も大事。
それらのことを色々と物色するのが好きな中年女子です。
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