京都で知る

こにし あい|2018年9月7日


8月初旬、母が誕生日プレゼントと、旅行に誘ってくれました。
母、次女と私。初めての3人旅は京都。
何度か訪れているけれど、私にとって、京都はいつもワクワクを期待するところ。
その一方、心が静かにまた、時の流れをゆっくりと感じさせてくれるところでもある。


京都をよく知る母とは、観光をするというよりは、
馴染みの京都の方達とお話することで、京都を旅する。
宿泊先は、敷地の離れをお宿にしているところ、”ならい庵”。
そこには銘菓の和菓子とお抹茶で迎え、さりげない会話する中から、
私の趣向を捉えてお薦めをしてくださる。
台所には翌朝もゆっくり過ごせるように、香りのよいパンと朝食の揃えが用意されている。
京都の方ならではの日本のおもてなし、心遣いを感じた。
与えられた穏やかな時間。
夕食は歩いて、ご紹介の串カツ”万年青”。お昼に韓国料理の”李青”

そして、娘にぜひ知ってほしいことが京都にはあるので、向かいました。
”東寺 うね乃”
ここで、本物とは。日本料理の出汁とは。日本人の旨味について。
感覚で学んでほしいと米国にいる時から時折考えていた。
日本にいると手の届くところに、日本食と言われているものがある。
でも、日本食ってなに・・・と問われたら、説明できるか。。。
私自身、日本料理に従事していたのに、出し汁を語れず、うね乃さんを訪ねた。

五感を使ったレクチャーを受けた娘は、毎日、食卓のMy かつお節削りでかつお節を削ってくれる。
まだお出汁の量には足らないので、ご飯に、おかずに旨味を添えてくれる。
夏休みの宿題は、かつお節新聞を作った。

世相に流されれず、本筋から外れない、清らかで勇ましい、そんな美しさを京都で知った。

9月、緩んだ感覚のネジを巻き直さなくては。
まずは、今日の剣道の稽古に向かおう。

writer ライター
こにし あい
さる年生まれ
カリフォルニア→ミシガン州と期間限定生活を終え、
現在東京暮らし。
元料理研究家の嗅覚で、美味しいもの探す日々。
お散歩を兼ねた食べ歩きと、出会った味を再現するのが好き。