ノスタルジア

野原こみち|2018年5月31日

自分が昔感じたことのある空気や、みたことがある風景にであったとき、ノスタルジーを感じることができます。そんな懐かしさを想起させるものは、日常のあらゆる場面の中でわたしたちを待ち伏せていて、ときどき出会い頭にぶつかる、なんていうこともあります。

遠い昔にみたことがあるような風景。

幼い頃に嗅いだことのある良い香り。

一体、なにがそれを内包しているのかはその時に感じるまではわかりません。
時には自分の記憶と結びつくわかりやすいものもあるかもしれません。それとは反対に、全く関わりのなかったものからもそれを感じるときがあります。

確かに感情をゆらす見えない力が存在するのです。

特に、匂いを感じる器官である鼻、嗅覚には、脳の古い記憶を格納している場所に、アクセスするのだとか。なにか、少し埃っぽいような倉庫の匂いをかんじたときに、ふと小さい頃の記憶が蘇ったような気がしました。

ときにはそんなノスタルジアを探しにでかけるのもいいかもしれませんね。

 

writer ライター
野原こみち
熱しやすく冷めやすく、興味の対象が移ろい易い性格ですが、小さな頃から本だけはずっと手放せません。古本屋は、多くのお店を巡るよりも、贔屓のお店に徹底的に通いつめる派。新刊を扱うお店も同じく。図書館は居心地重視。最近は南米の文学作品、幻想小説を偏愛気味です。