自分が昔感じたことのある空気や、みたことがある風景にであったとき、ノスタルジーを感じることができます。そんな懐かしさを想起させるものは、日常のあらゆる場面の中でわたしたちを待ち伏せていて、ときどき出会い頭にぶつかる、なんていうこともあります。
遠い昔にみたことがあるような風景。
幼い頃に嗅いだことのある良い香り。
一体、なにがそれを内包しているのかはその時に感じるまではわかりません。
時には自分の記憶と結びつくわかりやすいものもあるかもしれません。それとは反対に、全く関わりのなかったものからもそれを感じるときがあります。
確かに感情をゆらす見えない力が存在するのです。
特に、匂いを感じる器官である鼻、嗅覚には、脳の古い記憶を格納している場所に、アクセスするのだとか。なにか、少し埃っぽいような倉庫の匂いをかんじたときに、ふと小さい頃の記憶が蘇ったような気がしました。
ときにはそんなノスタルジアを探しにでかけるのもいいかもしれませんね。