お別れ、そして出会いの春

シラタニマサシ|2018年4月12日

 

僕が小学校6年のときに兄貴に

街中にあるライブハウスに連れて行かれた。

外からでもはっきり聞こえるドラムスの音。

ドアを開けるとタバコの煙とにおいがその音にまぎれて

体に入り込んでくる。

ドラムスの激しい振動。ペットの甲高い雄叫び。

大人たちの間に挟まれて身を小さくして

『大人の世界』を初めて感じた瞬間であった。

僕はそのころビートルズにはまっていたので、

そのわけのわからない世界は

衝撃そのもの。

その店は、普段はレコードをかけるJAZZ喫茶で、

僕はその後、通うことになるのだが、

社会人になって、仕事場が街中になってからは

その頻度が高くなってきた。

僕の人生の一部といっても過言ではないこの店が

このたび48年の歴史に幕を閉じた。

4000枚のレコードは安らぎを与えてくれた。

ありがとうございました。

ちなみにこのお店、女性の方が引き継いで、

夏ごろ新装オープンとなるそうだ。

またECM系のJAZZ、聞きに行こっと。

writer ライター
シラタニマサシ
山、川、海に囲まれた愛知県の豊橋で、カヌーとマウンテンバイクの店『カントリーモーニング』の経営者。
浜名湖、豊川、三河湾といった、恵まれた環境でカヌーのスクールやツーリング、店から3分の所の山などで、マウンテンバイクのツーリングやスクールを毎月開催。他に、近場の山で耐久などのレースを運営。
雪がほとんど降らない豊橋は、一年中がオンシーズン。

■カントリーモーニング
http://countrymorning.net/