7/11からスタートした関西を中心とした庭を見て回る社員研修の最終日、
京都東福寺塔頭の光明院で庭の観賞です。
京都の夏はどこもかしこも暑いとは聞いてはいたものの、
実際に体験すると異次元の暑さ!今後行くとしたら真夏は避けたほうが良さそうです。
虹の苔寺とも呼ばれるこちらの主庭ですが、
ここ最近の暑さで肝心の苔は干からびつつあり、
少し悲しい感じではあるものの、重森がデザインした庭は85年経った今でも輝いて見えます。
植栽も石も砂利も、必要最低限の要素でこれほどまでにインパクトを与えるのかと、
若いスタッフたちに伝わったら良いのですが・・・。
一方屋内に目を向けるとしりあがり寿のインスタレーションが!
全く寺と相反するイメージの氏の作品ですが、
何ともほのぼのしていて寺との距離が一気に縮まった気がします。
600年以上前に建立されたお寺ですが、重森の作庭や今回のインスタレーションなど、
伝統に縛られることなく、新たなものを柔軟に受け入れる、
懐の深い姿勢がとても素敵に感じました。
次回は紅葉の季節に訪れたいと思います。
writer ライター

Granscape 大石剛正
佐賀県生まれ
1級造園施工管理技師、グランスケープ(有)代表
大学で環境科学を学び、文部技官として地質・地震学の研究を経て、再び大学院にて陸水学を修める。その後環境アセスメント調査会社で屋久島をはじめ日本全国をフィールドワークで廻る。
ランドスケープの世界に入り、それまでの経験を生かし自然さを大切にした
数々の庭園デザインと施工を行う。
Granscape ホームページ
http://www.granscape.com/
1級造園施工管理技師、グランスケープ(有)代表
大学で環境科学を学び、文部技官として地質・地震学の研究を経て、再び大学院にて陸水学を修める。その後環境アセスメント調査会社で屋久島をはじめ日本全国をフィールドワークで廻る。
ランドスケープの世界に入り、それまでの経験を生かし自然さを大切にした
数々の庭園デザインと施工を行う。
Granscape ホームページ
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