47都道府県の中で、42番目の面積である佐賀県。
山から海までの距離も短いため、大きな川も少なく、
佐賀市を流れる嘉瀬川と唐津市の松浦川がその代表でしょうか。
その嘉瀬川から分岐して市内の佐賀城まで流れる流路9.5キロの多布施川。
歴史的にも産業、文化そして生活を支えた川でした。
以前から一度流域を歩いてみたいと思って、昨年の12月に実現。
そして、この春2度目のご訪問。
佐賀駅から本流分岐地点までの片道8キロ程の行程。
川の両岸には遊歩道があり、車を気にすることなく、歩くことが出来、
暑さを凌げる木陰も長く続き、時折顔を出す水鳥たちや季節の花々が気分を高揚してくれる。
これからの季節は、川を仕切っての川遊びやカヌー、SUPを楽しむ人で賑わうようだ。
以前アウトドア雑誌のBE-PALでも大きく掲載された。
川幅も狭く、水清らかで、かっては白砂青松の川と呼ばれ、
飲料水として活用され、いまでも上水道として市民の生活を支えている多布施川。
歩きながら、この川を誇らしく感じ、移住したくなった。
我が町にこんな素敵な川があったら、愛着が増すでしょうね。
今回の旅の目的はもうひとつ…終着点近くにある、蕎麦屋さん。
久しぶりに食べたいと思ったのが、旅の始まり。
そばにあわせて、麦トロやご近所のクリニックの矢山院長発案の発芽玄米のセットがお勧め。
英気を養い、嘉瀬川分岐から折り返し、旅を終えました。
川はいいですね。
大切にしないといけませんね。
ずーっとこのまま、後世まで見守って欲しいものです。
writer ライター

多羅尾 伴内
酒と旅と歌をこよなく愛し、
それらが焚き火とともにあれば、千夜一夜の話を紡ぎ出す…
そんなステキな話をお伝え出来れば…遥か九州の地より、愛を込めて
それらが焚き火とともにあれば、千夜一夜の話を紡ぎ出す…
そんなステキな話をお伝え出来れば…遥か九州の地より、愛を込めて