久しぶりに、5歳の孫娘が植物図鑑を持って遊びに来た。
天気がいいと孫と町内散歩をしながら、公園に行くのが、私の楽しみのひとつだ。
いつもの団地内コースから外れて、外周の農道コースを歩いて、
私がトレーニングしているグラウンドまでの、彼女にとって初めてのコースだ。
農道を歩き始めると、すぐに図鑑の花々達が顔を出す。
あ、シロツメグサだ、ハハコグサだと賑やかになる。
春の草花の色は優しい、ネジバナもスーッと伸びて、風に身体を任せている。
でも、一番のお気に入りは、オオバコでの草相撲だったようだ。
沢山持ち帰って、バァバに細い茎を渡して、勝つのが嬉しそうだった。
散策のご褒美は遊具が豊富にあるグラウンドの公園。
たっぷりと汗をかいて、帰りの2キロを歩いていると、
今年初めての、干支のあの方に出会いましたよ。
ヤマトイワナのような可愛い顔で、黄金色のヘビさん。
私はあまり好きな部類ではないのですが、そこは孫の手前、毅然と。
毎年一度は出会う彼らですが、こんなに美しく、気品があり、優雅な方とは初めてかも。
孫も真剣な眼差しで見入ってた。
きっといい事ありそうな、そんな予感がするご近所散策でした。
さてさて、孫に報告しなければ、来るたびに、水をあげてるイチゴが赤くなってきたよぉ。
writer ライター

多羅尾 伴内
酒と旅と歌をこよなく愛し、
それらが焚き火とともにあれば、千夜一夜の話を紡ぎ出す…
そんなステキな話をお伝え出来れば…遥か九州の地より、愛を込めて
それらが焚き火とともにあれば、千夜一夜の話を紡ぎ出す…
そんなステキな話をお伝え出来れば…遥か九州の地より、愛を込めて