佐賀は唐津、波戸岬キャンプ場での軽バンでの一夜、寒くも息苦しさもなく快適…ではあるが、
トイレに行く時に頭をぶつけたり、ドアを開けたり閉めたりの騒音には閉口…
でも海辺の晴天の朝は最高!友人が寝ている間に、散策することに。
波戸岬まで行って、キャンプ場まで戻る海沿いトレッキング。
海中展望台やサザエの焼き小屋、名護屋城周辺にある全国の大名の陣屋跡。
当時、名護屋城には120以上の大名が詰めており、20万の人々が居住していた。
著名なキラ星大名の名前も各所で目にすることが出来る。
キャンプ場のすぐ隣りは島津義弘や直江兼続らが陣取っていた。
その陣屋跡を巡るオルレコースをこの日の予定としており、
ウォーミングアップの朝のひと時である。
朝メシを済ませて、キャンプ場を後にして、名護屋城博物館の裏手から唐津コースの出発点の一つ、
前田利家の陣屋跡からスタートし、古田織部、宇喜多秀家、堀秀治と道標に従いのんびりと歩いていく。
田んぼや畑の畦道に、時折道標が立っており、陣屋に着くと大名達を紹介する案内板があり、
当時を偲ぶ礎石や陣屋の様子を窺い知ることが出来る。
中でも、堀秀治の陣屋は小高い山の上にあり、広い建築様式で秀吉に寵愛されていた事を感じることが出来る。
コースの到着地点は、名護屋城跡、当時は大阪城の次に大きかったそうで、秀吉の酔狂を感じる。
江戸時代に入り、廃城となった訳だが、ここまで大きな城を、
この平地がほぼ無い唐津玄海地区に築城した意図は本人しか知り得ないと想う。
死去する前の夢の中での妄想に、全国の大名達が巻き込まれたのか、
酔狂に付き合ったのか…朝鮮の人達にとっては、この上なく迷惑な出来事であったと思うし、
その酔狂は明治、大正、昭和に引き継がれ、今日に至る。
残念ながら、この唐津オルレコースは5月をもって、廃止されるそうだ。
コースの維持管理が難しい事による。
この日記をいま佐賀駅のホームで寄稿しています。
これから、市内を流れる多布施川を散策してきますね。
では、また、皆さん連休楽しんでくださいね♪
writer ライター

多羅尾 伴内
それらが焚き火とともにあれば、千夜一夜の話を紡ぎ出す…
そんなステキな話をお伝え出来れば…遥か九州の地より、愛を込めて