毎年、やれ花見だ、餅つきだと宴の場所を提供してくれる友人が、
自分の軽バンにベッドを装備したので、キャンプに行こうと誘ってくれた。
自分は魚釣り、あんたはチャリをと。ま、折角だから、一度くらい付き合ってやるかと、
いいよぉ?と返事していたら、いつ行く、いつ行くと急かしてくるので、
3月末に行ってきた。
ところがその週はpm2.5が勝ってない程の濃度、黄砂も相まって最悪の状態。
チャリは諦め、取りあえず行くかと重い腰を上げた。
キャンプ地はイカ刺しで名を成した唐津市呼子の近くにある波戸岬。
海に臨み、昔から海中展望台やサザエや海産物を焼いて食べることで賑わっていた所。
学生の頃、この友人達と福岡からチャリで呼子まで来て、壱岐の島へ船で行った。
当てにしていた壱岐の友人が不在で、浜で2泊した思い出がある…元気だったなぁ。
キャンプ地の前に、鷹島、通称モンゴル島へ行く事に。
今は立派な橋が出来て、気楽に行ける。子供が小学生の頃に、
五家族で来た当時は、船で渡った…余り記憶がないが。
鎌倉時代の元寇の役で、台風によりこの海域に沢山の元の船が沈んでいる。
750年前であるが、昨年10月に3艘目の元寇船が確認されている。
今では、近畿大学がマグロの養殖をこの島でしており、
この夜、食したが、食感や色見や味が天然とはまた違った面白味があった。
さて、波戸岬キャンプ場、3月とは思えない賑わいに驚く。
若い家族連れ、恋人同士、野郎連れ、単独ヒロシキャンプ…若い人達が多いなぁ。
ジジイ二人の私たちは、どう見られているのやら、決して、変な関係ではありませんよ。
と、放言したい気持ちを押さえて、テントサイトを整え、
焚き火をして、スペアリブとマグロの刺身で、乾杯!
次回、また。
writer ライター

多羅尾 伴内
酒と旅と歌をこよなく愛し、
それらが焚き火とともにあれば、千夜一夜の話を紡ぎ出す…
そんなステキな話をお伝え出来れば…遥か九州の地より、愛を込めて
それらが焚き火とともにあれば、千夜一夜の話を紡ぎ出す…
そんなステキな話をお伝え出来れば…遥か九州の地より、愛を込めて