段差を上り、奥の空間へと続きて行く。
周りにはオソバオキナゴケ シノブゴケ ハイゴケが岩を埋め尽くす。
ここは小さな水槽の中。
適度な光と湿度によって管理された
いわゆる「ビバリウム」=生物空間である。
周りの外気に触れずに、水槽内空間であればこのような蘚苔類も長期維持が
比較的容易になる。
苔で有名な名所には決まって、適切な風、湿度、光が存在する。
また、朝の霧も効果的。
それが閉鎖空間の水槽の環境でも作りやすい。
テラリウム、
パルダリウムという呼び名でも呼ばれている陸上に進出したアクアリウム以降の趣味であるが
やはりガラス一枚を隔てた異空間の「魚」が飼育できる
アクアリウムに私は魅力を感じる。
writer ライター

早坂 誠
「水辺の動植物」の販売・管理・展示を行う
有限会社エイチツー 代表
ビオトープ計画・施工管理士
愛玩動物飼養管理士
観賞魚飼育管理士
著書「水草水槽のススメ」
関心事:音楽と生きもの。自家製梅干し。サンマの塩焼き。
有限会社エイチツー 代表
ビオトープ計画・施工管理士
愛玩動物飼養管理士
観賞魚飼育管理士
著書「水草水槽のススメ」
関心事:音楽と生きもの。自家製梅干し。サンマの塩焼き。