ハイグロフィラ　トリフローラ
科　キツネノマゴ科
原産地　インド　バングラデシュ

古くから知られているウォーターウィステリアHygrophila　difformis　に似ている水草が別な名前で入荷してきた。
「ハイグロフィラ　インディア」というインボイスネームで他の一般種と同様鉛巻の束で入荷してきたため。
これはおそらくウォーターウィステリアの抽水葉（水上の葉）だと考え、
東南アジアのファームがウィステリアの葉の変異を固定して
インディアとしてリリースしてきたものだと思った記憶がある。

ところが植栽した葉の葉縁がいつまで経ってもウィステリア特有の細長く羽状に分裂することがない。
しかも葉色が茶褐色に変化する。
これはもしや違う種類なのではなどと考えているうちに・・・いつの日かしっかりと種名での入荷となった。

Trifloraは葉色の変化から種小名がつけられたと考えている。

この色合いの変化が景観に変化を与えてくれる良き水草である。　
育成の容易さと葉色の変化、融通の利く長さの調整で利用頻度は多いが、
匍匐茎によって、他の空間に入り込むことが少々面倒なので、
植栽場所のコントロールは必要だと感じる。