雪を眺めて

LM|2024年2月11日

先週の大雪、東京多摩地域には、大雪警報も出て雷雪になりました。
停電になるかと、ミシンをかけながらとても緊張していると・・・とたん、ストンと落ち。
真っ暗な中、ランタンとキャンドルを灯し、、中世はこの位の灯りで手仕事をしていたのかな。
などと想像しながら、私も手縫い部分をチクチク進めていると、
ほんの10分程度で電気は復旧、さすが東京。
ほっとしながら、21時もすぎた頃7㎝位積もった道の雪かきをして、久しぶりにいい汗をかきました。

子供のころは雪が降るなんて、もうワクワクし、学校で雪だるまを作ったり、
雪合戦をしたり、雪の積もっているところをサクサク踏み歩く感触や音が楽しくて、
湯気を出して遊んでいましたよね・・
大人になると、交通機関、仕事、除雪のことなど、、やや憂鬱気味で、とても楽しい気分ではなくて、
なんだか寂しくなりますね。

いつも書きますが、ほんの7年前まで暮らしていた北アルプスの山麓は寒冷地で白馬に近い、
積雪量の多い所でしたから、壮大な銀世界と美しい森、
雪に残る森の動物たちの足跡に想像を巡らせ、
5月まで土を見ることのないあの風景をまた思い出し、雪の空を眺めていました。

この雪は、偏西風の蛇行と南岸低気圧の影響だといいますが、
日本の冬が今年のように寒暖差激しく、今まで降らなかった所に雪が降るようになると・・
日本の気候がきつい方向へ変わり、黒潮の大蛇行もあいまって、
今までの食べ物や生活感や仕事の環境さえ、アップデートする時にきていると感じます。
カフェオレ片手に、窓の外の
美しい雪の森を愛犬と並んで眺める穏やかなひとときは、もはや私の宝物のような思い出になりました。

東京へ戻るとき、もう戻ることはないだろうと思っていましたが、
なんだか最近、災害や夏の暑さを思うと、
田舎すぎない里山と二拠点暮らしならできるのではないかと考えたりしています。

writer ライター

LM

LM

モード評論、アパレルMDを経て独立。
約10年の山暮らしを経て、東京にUターン。
天然素材の服と雑貨のアトリエを運営。

HP: アトリエ「&R」
http://and-robe.shop-pro.jp/
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モード評論、アパレルMDを経て独立。
約10年の山暮らしを経て、東京にUターン。
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