東京の西　青梅。
都心から電車に１時間くらい揺られると、車窓から見える景色は、一新した。
青々とし凛と聳え立つ山々に澄み切った青空、少し涼しく感じる空気。

今日最初の目的地は、小澤酒造。
澤乃井で知られる元禄１５年創業の酒造。
昨今では海外からの観光客も多く、酒造近隣の澤乃井園、
きき酒処は外国語が飛び交っていた。
そして、
多摩川の渓流を眺めながら、酒だけでなく
豆腐やそばなどに舌鼓を打つ観光客が心地よい時間を過ごしているのだろう。

目的地の小澤酒造で酒蔵見学をし、話題になったお酒をきき酒処で味わう。
酒饅頭と気に入った日本酒の瓶を背中に背負い、次の目的地；玉堂美術館に向かう。
御嶽渓谷遊歩道　青梅線沢井駅から御嶽駅への上流に向かう道。
多摩川に沿って３０分ぐらいのなだらかな道は、
午後の陽光と川のひびきと風が、雑多な日々で混沌としていた心を洗いながし、
歩みを進めるごとに清々しくなる。

第二の目的地、日本画家　川合玉堂の美術館は10代初めの若き頃の写生が展示され、
日本画に疎い私でも、その写生の美しく鮮明な筆に一つ一つ見入ってしまう。

離れる前に、山を背にした庭園でもう一度自然からエネルギーをもらい。
御岳名物こんにゃくも背中に背負い、東に帰った東京自然散策の１日でした。