赤い色の水草は赤の光を反射させるために赤くなる。
多くの水草が緑色をしているのは、緑色の光を反射しているため。
これはクロロフィル(葉緑素)が光合成をおこない
ブドウ糖を合成するために必要な赤や青の光を吸収して、
緑色は光合成をおこなうことに対して必要としないからである。
この情報を知ることで、赤をより一層赤くすることへの方向性が見えてきたように思える。
そのような赤の水草にもいろいろな赤がある。
この「ルドウィジア ’スーパーレッド’ は赤い水草の中でも
最も赤みが強い種類の一つであり、
楕円で小さめの葉と比較的緩やかな成長も相まって、
使用頻度が多い水草の一つとなっている。
当たり前のように伸長した草体をハサミでカットしているが、
その都度、脇芽を出して再び成長する姿に生命力を身近に感じることはもちろん
改めて他の水草とともに見比べると、
水草というカテゴリーの中にある植物の多様性を実感できる。
そして
このようなことを定期的に思うことで、
長く飽きずに仕事が続けられる一つの理由となっている。
いつでも学ぶ気持ちを失わないことの大切さである。
writer ライター
早坂 誠
「水辺の動植物」の販売・管理・展示を行う
有限会社エイチツー 代表
ビオトープ計画・施工管理士
愛玩動物飼養管理士
観賞魚飼育管理士
著書「水草水槽のススメ」
関心事:音楽と生きもの。自家製梅干し。サンマの塩焼き。
有限会社エイチツー 代表
ビオトープ計画・施工管理士
愛玩動物飼養管理士
観賞魚飼育管理士
著書「水草水槽のススメ」
関心事:音楽と生きもの。自家製梅干し。サンマの塩焼き。