高校生の頃、友人が好きな画家として自画像が描かれたカードを見せてくれたのが、
オーストリアを代表する画家、エゴン・シーレだった。
当時の私には衝撃的で、一枚の小さな絵はその後も強く印象に残っていたから、
一月ごろから駅のホームで、東京都美術館で開催される回顧展の掲示を見ては、
行きたいと思いながらも日が過ぎてしまっていた。
なぜなら、年々、鑑賞欲がうすれ二の次さんの次になっている
。以前は美術館に身を置くのが好きで、
展示を見るのでなくてもふらっとカフェに行ったりしていたのに。
そんな中、不思議なことに、久しぶりに友人から連絡をもらい、
会話の中で、彼女が週末にエゴン・シーレ展に行くと聞いて、便乗することに。
なんてラッキー。
展示はエゴン・シーレの生涯と、彼の作品に影響を与えた同じ時代の芸術家の作品。
彼らの芸術が生きた時代を展観する興味深い展示内容でした。
夜間開室で上野の夜桜を見て、鑑賞を語り、心豊かな時間を過ごせました。
美術館で過ごす時間・・・いいかも。
writer ライター
こにし あい
さる年生まれ
ジョージア州→カリフォルニア→ミシガン、米国期間限定生活後
東京で暮らし。モスクワ→ふたたび東京
元料理研究家の嗅覚で、美味しいもの探す日々。
料理の感性を磨ける食べ歩きと、出会った味を再現するのが好き。
ジョージア州→カリフォルニア→ミシガン、米国期間限定生活後
東京で暮らし。モスクワ→ふたたび東京
元料理研究家の嗅覚で、美味しいもの探す日々。
料理の感性を磨ける食べ歩きと、出会った味を再現するのが好き。