料理店のテイクアウトが巷にあふれている。
料理の配達業者も一日何人見るのか見当がつかないくらい
多くの箱が自転車やバイクで運ばれていく。
新規の仕事として何年か前から目につくようになったが
そのニッチに入り込んだ人たちは、もともとどのニッチ
に存在してたのか少し気になっている。
町を颯爽と駆け抜けていく。
散歩がてらに気分よくということが全てではないだろう。
見知らぬ顔に料理を運ぶ。
これだけでもわずではあるがリスクある仕事だと思う。
それよりも、今まで近くの蕎麦屋、パン屋に行ってた人たちが、配達業者で済ましてしまう。
時間が無くて仕事が間に合わない場合の人たちはともかく、
外に出歩くのが面倒の理由で配達を頼む。
これは動物「人間」としての在り方を確認する良い機会。
人間集中できる時間は数時間。
気持ちの切り替え・気分転換、体のためにも「動かして食す」ことも必要な時があるのではないかと私は思う。
外の空気、風を感じること、便利さだけの流れは、人を弱体化させるような気がする。
そういえば電卓をたたけば出てくる答え。時折の暗算が以前に比べて時間がかかる理由の一つだとつい先日経験したことも理由だ。
二日連続で撮影に使う「マダコ」を運ぶため、千葉の御宿に行った。
近くの市場でも調達可能だと思ったのだか、採りたての現地、
鮮魚屋さんに行くことの意味合いは大きいと感じたからだ。
先方も定休日にも関わらずシャッターを半分開けて待っていてくれた。
その成功や失敗もすべて経験値に蓄積される。
往復だけではもったいない。
せっかくだからと近くの海岸で撮った写真。
自分だけの多くの思いがその中に詰まっている写真である。
writer ライター
早坂 誠
「水辺の動植物」の販売・管理・展示を行う
有限会社エイチツー 代表
ビオトープ計画・施工管理士
愛玩動物飼養管理士
観賞魚飼育管理士
著書「水草水槽のススメ」
関心事:音楽と生きもの。自家製梅干し。サンマの塩焼き。
有限会社エイチツー 代表
ビオトープ計画・施工管理士
愛玩動物飼養管理士
観賞魚飼育管理士
著書「水草水槽のススメ」
関心事:音楽と生きもの。自家製梅干し。サンマの塩焼き。