七十二候とは、古代の中国で考案された季節を表す方式のひとつ。二十四節気を、さらに3つにわけた期間のことで、気象の動きや動植物の変化を知らせる言葉になっています。
こちらのシリーズでは、古来から四季と共に生きてきた先人たちの知識を学びつつ、季節それぞれの変化に心を寄せていきたいと思います。
新暦ではおよそ11月12日から11月16日頃の時期になります。
日毎に寒さが増し、大地がこおりはじめる頃です。
体に不調を引き起こす寒さのことを「寒邪」と言います。この「寒邪」に侵されないようにするには、まずは体を冷やさないようにすることが大切。冬の冷たい風に負けないように、体の内と外の双方をあたたかく保ちましょう。
体を温める食事も恋しくなる季節です。旬の野菜でもあるほうれん草をふんだんに使った豚肉とほうれん草の「常夜鍋」などは
お勧めです。ほうれん草も豚肉もビタミン豊富な食材ということもり、お鍋でいただくことで体の芯から温まります。
ほうれん草の他にも、小松菜や水菜なども相性がいいお野菜ですね。