七十二候とは、古代の中国で考案された季節を表す方式のひとつ。二十四節気を、さらに3つにわけた期間のことで、気象の動きや動植物の変化を知らせる言葉になっています。
こちらのシリーズでは、古来から四季と共に生きてきた先人たちの知識を学びつつ、季節それぞれの変化に心を寄せていきたいと思います。
新暦ではおよそ5月10日から5月14日頃の時期になります。
みみずが土から顔を出し始める頃。
みみずは土の表面や、土の中を動き回り、畑の土を耕し、豊かにしてくれます。
水や空気の通りがよく、植物の根にとって居心地のよい環境になります。
初夏の魚として有名な「いさき」は、この頃から初夏にかけてが一番脂がのってきて
食べごろです。塩焼きが一番美味しい食べ方だといわれていますが、その理由の一つに
厚みのある皮は焼くことでうま味が増してとても美味しくいただけます。